商品コード:1348-049t[ERATO] J.P.ランパル(fl) P.バルビゼ(pf) / Flソナタ(原曲Vnソナタ)/フランク, ピエルネ
商品コード: 1348-049t
商品詳細:STUオリジナル。フランクのVnソナタをVcで演奏することは、既に'60年代から存在していたが、Flでの演奏はこれが初めて。勿論ランパルによる編曲であり、以降のフルートによる演奏にはこのランパル編の楽譜が用いられるようになる先駆けとなった録音。これが世界初録音?(1972年)の可能性が高い。ガブリエル・ピエルネ(1863-1937)のソナタOp.36も原曲は1909年作のヴァイオリン・ソナタである。フルート版は、ルイ・フルーリーの要請により、1909年に作曲者自身によって行なわれた。原曲と同等にフルート版で演奏されることが多い曲である。フランクに比べマイナーではあるが、技術的にも、音楽的にも味わい深い作品である。ピエルネは作曲をジュール・マスネに、オルガンをセザール・フランクに学んでいる。1890年から1898年までパリのサントクロティルド大聖堂のオルガニストとして、セザールフランクの跡を引き継いだ経緯があり、フランクとは師弟関係。ピエルネはこの役職を退任する際にフランクの弟子であるシャルル・トゥルヌミールに譲った。ピエルネは1903年からエドゥアール・コロンヌのコンサートシリーズ「コンサート・コロンヌ」に長年関わっており、1910年にこのシリーズの首席指揮者に就任した。2曲の録音は1972年である。既にフェラスという相棒を失ったバルビゼにとっても、これは面白いデュオになった。バリバリと吹きまくるという印象の強いランパルだが、さすがにこの時期、うんざりする程、録音をこなしたせいなのか、渋く内省的な演奏に、思わずぞくぞくさせられた。選曲が良いだけに、ランパルの演奏の面白さがわかるはず!
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