商品コード:1348-030[ERATO] C.シモーネ指揮/ アルビノーニ:5声の協奏曲集(全12曲~後半6曲・Vol.2)
商品コード: 1348-030
商品詳細:トマゾ・アルビノーニ(1671-1751)はイタリアのバロック作曲家で、今日では名曲「アルビノーニのアダージョ」として有名になった。しかしこの曲はアルビノーニの作品ではないことが判明している。アルビノーニは、ヴェネツィアに製紙会社を有する裕福な家族に生まれた。以後は家業に従事しつつ、1694年に作品1を、コレッリのパトロンとして有名なピエトロ・オットボーニ枢機卿に献呈したことで、1700年にマントヴァ公の宮廷ヴァイオリニストとして雇われ、作品2の器楽曲集をマントヴァ公に献呈。1701年には、非常に人気を呼んだ『12の3声のバレッタ』作品3を作曲し、トスカーナ大公コジモ3世の長男フェルディナンド・デ・メディチに「フェルディナンド3世」の敬称でこれを献呈した。その後多くのイタリア都市においてオペラ作曲家として名を上げた。多くの同時代の作曲家とは異なり、アルビノーニには教会や貴族の宮廷に地位を得ようとした形跡が見当たらず、独自の財源によって、独力で作曲する自由を得ていた。その後は1722年にバイエルン選帝侯マクシミリアン2世エマヌエルに招かれ、オペラを指揮した。アルビノーニの最も有名な曲集『5声の協奏曲集 作品9』は、同年にアムステルダムのミシェル=シャルル・ル・セーヌから出版され、選帝侯に献呈されている。アルビノーニは50曲ほどのオペラを作曲し、そのうち20曲が1723年から1740年にかけて上演されたが、こんにちでは器楽曲、とりわけオーボエ協奏曲が最も有名である。バッハはアルビノーニの作品に大きな関心を持っていたらしい。作品9は12の協奏曲集で中でもオーボエ協奏曲は今日でも頻繁に演奏される。クラウディオ・シモーネ( 1934- 2018)はイタリアの指揮者。1959年に、主にイタリア・バロック音楽の演奏を目的とした室内合奏団イ・ソリスティ・ヴェネティを組織し、首席指揮者を亡くなるまで務めた。ヴィヴァルディの録音と並行して、アルビノーニ作品の研究・調査を行い、声楽作品の一部を含むアルビノーニ・サイクルの録音計画を立て、恐らく全ての協奏曲を録音したと思われる。Op.9は全12曲が1968年に録音され、当初2枚組の5声の協奏曲集Op.9の全集として1969年に発売され、その後バラで単売された。アルビノーニのスペシャリストである。
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