商品コード:1348-029[B&O--ERATO] J.P.ランパル(fl) P.ピエルロ(ob) S.ペナッツィ(fg) 他/ ヴィヴァルディ:Fl, Ob, Fgのための協奏曲集(6曲)
商品コード: 1348-029
商品詳細:バッハやモーツァルトのフルート作品ともなれば様々なフルート奏者たちがそれぞれのスタイルや音色で競い合っているが、ヴィヴァルディのような作品数が膨大な作曲家において、同一内容の別レーベル録音は殆どなく、比較は不可能である。ランパルだから録音できた曲集であるといって間違いないだろう。実際ランパルのスタイルはイタリア作品であるヴィヴァルディに合っているし、陽性で明るい音色も申し分はない。またランパルならではのアレンジで曲が生きてくるという利点もあるに違いない。世の中にヴィヴァルディ・ファンがどのくらい存在するか不明だが、ランパルのファンは少なくないだろう。フルートという楽器をここまでメジャーにしたのもランパルの功績の一つである。ERATOで最もソロでの活躍が多い器楽奏者ではないだろうか。ランパルはそこまで数多くの録音を世に出してもセールスに関して不安はなかったばかりかMアンドレと並ぶドル箱奏者だったことは間違いない。またオケにヴェネツィアを本拠地とするC.シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティを起用したことも成功の要因だろう。イタリアのオケにヴィヴァルディは任せれば良しと考えるのは聴き手も同様だろう。ERATOは他のレーベルと比較出来ないくらいヴィヴァルディのLPを録音している。バロック音楽の原典的な見解があったと思われる。バッハさえ学んだヴィヴァルディの音楽は難しく考えずとも老若男女が楽しめる音楽という点でもERATOが拘ったことが考えられる。ヴィヴァルディとランパルという組み合わせはこれ以上考えられないものだろう。ここではフルートを含む協奏曲及び複協奏曲を6曲収録し、オーボエ・パートにはピエール・ピエルロを起用。ヴィイオリンはイ・ソリスティ・ヴェネティのコンサート・マスターであるピエロ・トーゾが務める。ローマのイ・ムジチとは異なるヴェネツィア・スタイルのイタリア的雰囲気は新鮮である。
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