商品コード:1348-026[ERATO] M.アンドレ, ラゴルス(tp) 他/ ヴィヴァルディ:2tp・Fl・ob・Vc・Hp・Org・Cembと弦楽オーケストラのための協奏曲 他
商品コード: 1348-026
商品詳細:ヴィヴァルディとビスコーリの複協奏曲集。ヴィヴァルディは夥しい数の協奏曲を作曲したが中でも他の作曲家と異なる点が、複数の楽器のための協奏曲を多数創作した点といえる。A面1曲目のRv.556「聖ロレンツォの祝日のために」は元々2つのヴァイオリンと2本のリコーダー、2本のオーボエ、2本のホルンのための協奏曲として作曲された。パイヤールはここに登場する6人で、2tp・Fl・ob・Vc・Hpの6人ソロ用に編曲し、更にオケ側にオルガンとチェンバロのパートを付けた編曲としている。「聖ロレンツォの祝日のために」という副題は別の2曲にも使用されている。ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV.286とヴァイオリンと2本のオーボエ、2本のホルンのための協奏曲 ニ長調 RV.562である。2曲目のFl・ob・Vc・Hp・Hp・Org・Cembと弦楽オーケストラのための協奏曲RV 566の原曲は2つのヴァイオリン、2つのフラウト・ドルチェ、2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲で、ソリスト8人をパイヤールはFl・ob・Vc・Hp・Hp・Org・Cembの7人とした編曲を行った。ERATOでヴィヴァルディの演奏が行われる場合、その大半が編曲であり、1980年以前の録音では編曲が前提といなっていた。種々の楽器のソロが少しずつ聴ける面白い編曲となっている。軽やかなメロディーを持つ曲で全体に地味ではあるが聴くほどに味わいが増すパイヤールの編曲の上手さが光る。B面の作曲家フランチェスコ・ビスコーリは生没年が不詳の作曲家であり、1740年頃に活動の痕跡は残っているが、現在に伝わる作品がこの協奏曲1曲との事で、あまり聴く機会のない作曲家である。B面いっぱい使い、トランペットの勇壮なメロディーで始まるバロック協奏曲。Ob・tp・Fgの3管楽器がソロをとる。パイヤールは同曲を1955年9月にもモノラル録音していてお気に入りの曲なのだろう。3つ管楽器が交互にソロを競い合う明るい曲調の作品。殆ど録音されない3曲である。
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