商品コード:1348-011[ACADEMY] L.テメルソン(vn) / バッハ:無伴奏Vnソナタとパルティータ曲集-1/無伴奏Vnソナタ1, 3番
商品コード: 1348-011
商品詳細:1982年頃の録音なので全曲録音があって不思議はないのだが、何故か2枚4曲だけの発売で終わっている。1枚目はAR-3で無伴奏Vnソナタ1番B.1001と無伴奏Vnソナタ3番B.1006のソナタ2曲入り。2枚目はAR-4で無伴奏Vnソナタ2番B.1003と無伴奏Vnパルティータ2番B.1004の2曲で全てとなる。無伴奏Vnパルティータ1番B.1002と無伴奏Vnパルティータ3番B.1006は未録音となる。今回はVol.1のAR 3の入荷。ヴァイオリンのレオン・テメルソン(1904-1988)はパリ生まれのヴァイオリン奏者。パリ音楽院でリュシアン・カペーに師事。1921年にピエール・モントゥー指揮のもとパリ交響楽団の副コンサートマスターとなり、1933年に国立管弦楽団に入団するまで同楽団に在籍した。1941年にフリッツ・ライナー指揮のピッツバーグ交響楽団に就任し、渡米した。1942年にシカゴ交響楽団の副コンサートマスターとなり、1945年にはニューヨークのタウンホールでリサイタルデビューを果たした。1946年にニューヨーク・フィルハーモニックに入団し、フィルハーモニック室内アンサンブルの創設者の一人となった。フィルハーモニック室内楽団のコンサートマスターを長年務めた。1972年にニューヨーク・フィルハーモニックを引退した後も、テメルソンはソロ・リサイタルを続け、サラ・ローレンス大学やフランス、スイスの学校で教鞭を執った。1988年6月14日のニューヨークタイムズにテメルソンの訃報が掲載された。享年83歳、マンハッタン在住。死因は心不全でニューヨークのマウント・サイナイ病院で亡くなった。長年米国で活躍したのでテマーソンとしてもおかしくないが、米国に帰化したか不明なので当社ではテメルソンとした。1955年2月にミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルハーモニックとプライヴェート・コンサートを行った記録がネットから出てきた。ピアノのチャールズ・ローゼンとはデュオを組んでいた。娘のキャサリン・テマーソンは比較文学の博士号を取得師し、音楽に関する著書が有る。テメルソンの演奏は1950年代から変わらぬ古典奏法でシゲティの影響が感じられるスタイル。テンポは遅く真摯な演奏である。情感はさほど激しくなく、淡々としたスタイルが特徴。時に瞑想のような没時間感覚を感じる演奏である。使用楽器は1611 年、クレモナ製アマティのアントニウス・ジェロニムスである。
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