商品コード:1348-010n[PHILIPS] P.リバール, H.シェリング(vn)指揮/ バッハ:Vn協奏曲1, 2番, 2Vn協奏曲
商品コード: 1348-010n
商品詳細:1965年スイス・ヴィンタートゥールのシュタットハウスザールでの録音。1629年創設という歴史あるオーケストラであるヴィンタートゥール・コレギウム・ムジクムのコンサートマスターを長らく務めたペーター・リバールが2Vn協奏曲B.1043の第2Vnとして参加。唯一のPHILIPS録音? シェリングが第1Vnというのは仕方ないとはいえ、逆にして欲しかった。少なくともリバールの方がよりロマンティックなスタイルを保っている。またシェリングの弾き振りというのが曲者。ソロに専念すればもう少し精彩が出たのでは?しかしリバール参加のB.1043は聴き応えがある。英国のみHIFI-STEREOがあるらしい。ペーター・リバール( 1913- 2002)はオーストリアのウィーン生まれ。プラハ音楽院でヨゼフ・スークに師事した後、パリでカール・フレッシュに師事する。1938年からスイスに居住し、長い歴史を誇るヴインタートゥールにある交響楽団(ヴィンタートゥール・コレギウム・ムジクム)のコンサートマスターに就任した。また同時にヴィンタートゥール音楽院の教授として後進の指導に当たり、スイスの弦楽器奏者の水準を著しく高めた(のちにヴィンタートゥール音楽院はチューリッヒ音楽院と合併し、チューリッヒ・ヴィンタートゥール音楽院となっている)。1950年代にはクララ・ハスキルとのデュオが大変有名であった。スイス国籍を取得している。戦後から録音活動を活発に行い、中でも同僚クレメンス・ダヒンデンを指揮者に迎えたヴィンタートゥール・コレギウム・ムジクム(ヴィンタートゥール交響楽団)との一連のウェストミンスター録音は、好楽家から温かく迎えられた。1970年にヴォルフガング・サヴァリッシュがスイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者に就任するにあたり、懇請を受けてコンサートマスターに就任し、1980年までその任にあった。同時にジュネーヴ音楽院でも後進を指導した。1980年4月27日にジュネーヴでフェアウェル・コンサートを開き、引退した。イタリア語圏スイスのルガーノ湖畔カスラーノに移り住み、そこでも後進の指導を続けていたが、2002年10月4日に亡くなった。ペーター・リバールがサブ(脇役)に回るこの録音。正直ペーター・リバールの方がヘンリク・シェリング(1918 - 1988)より格上だと思っている方は少なくないだろう。しかしシェリングは世界のスターである。リバールが脇役でも致し方ない。ここでは二人の音の違いを楽しむのが良いだろう。唯一の共演録音と思われる。
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