商品コード:1348-009[CONTREPOINT] H.グリシュカート指揮/ バッハ:ミサ・ブレヴィス4番, サンクトゥス4番
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商品詳細:ハンス・グリシュカート(1903- 1977)はドイツ・ハンブルク生まれの指揮者、特に合唱指揮者であり、教会音楽家、大学教師でもあった。シュトゥットガルト音楽大学でヘルマン・ケラーに師事した。歴史的知識に基づいた演奏の精神でバッハとモンテヴェルディの作品の先駆的なコンサートと録音を行う合唱団を設立した。1924 年にロイトリンガー ・ジングクライス、1931 年にシュヴェーヴェン・ジングクライス、そして 1936 年にシュトゥットガルト・シュヴェーヴェン・ジングクライスと改名した。1945年に彼はロイトリンゲン・シュヴェービッシュ交響楽団を設立した。このオケは現在ではヴュルテンベルク・フィルハーモニー・ロイトリンゲンとして知られており、 1950年 まで指揮者を務めた。グリシュカットは1926年にヴュルテンベルクで初めてバッハのヨハネ受難曲をカットなしで古楽器で演奏した。 1935年にはバッハのマタイ受難曲を歴史的知識に基づいた演奏で指揮し、南ドイツで影響力を持った。グリシュカートは同時にロイトリンゲンのキリスト教会の教会音楽家であり、 1950年 からはシュトゥットガルト音楽大学で合唱指揮の教授を務めた。彼の生徒にはフリーダー・ベルニウス、ヴォルフガング・ゲネンヴァイン、ハンス・フリードリヒ・クンツ、ヘルムート・リリングなどがいた。西側ドイツに於けるバッハの教会音楽の先駆者である。録音は1950年頃から始まり地元シュヴェーヴェンでのカンタータ録音などを米国のマイナーレーベルである米RENAISSANCEが行っていた。1952年にはクリスマス・オラトリオ(全曲)を録音している。敗戦後間もない当時のドイツにはグリシュカートの録音をする力がなかったのだろう。1950年代中期にはVOXに籍を移した。ここで「ロ短調ミサ」を2回録音している。バッハファンならお持ちの方も多いだろう。RENAISSANCE時代にカンタータを少なくとも6曲とミサ・ブレヴィスの全4曲を録音していた。これは1952年米RENAISSANCE:X 47で発売されたミサ・ブレヴィス4番/サンクトゥス4番入りのフランス盤である。フランス盤の入荷は当社初である。米国盤より音質は良いだろう。溝も余裕があり1950年代初頭の南ドイツでのバッハ演奏のスタイルが記録されている貴重なLPである。米国レーベルが録音した点はWESTMINSTERがウィーンで盛んに録音した状況と似ている。ソプラノのアグネス・ギーベルが参加!
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