商品コード:1349-027[HMV] ソロモン・カットナー(pf) / ブラームス:Pf協奏曲1番
商品コード: 1349-027
商品詳細:1952年モノラル録音。ソロモンは少年時代から神童と言われた逸材であったが、途中でコンサート活動を止めてフランスに渡り、ラザール・レヴィに師事したという、とても特例的なピアニストである。当盤も彼の長所が発揮された名演で、オーケストラ・パートの比重が高い当コンチェルトも、ともすると過剰になりがちなソロ・パートを非常に抑制の効いたタッチで弾き抜き、オーケストラとピアノのバランスも絶妙でこの曲の知られざる名演と断言できる。古い録音だが信じ難い高音質!とにかくオーケストラの迫力が尋常ではない!ソロモンのピアノはとにかく芸術性が際立っていて美しい!ソロモン・カットナーが本名だが「神童ソロモン」の愛称をメーカーまでが使った。本名ソロモン・カットナー、1902年ロンドン生まれ。1912年10歳でデビューするとその成功から神童ソロモンと呼ばれ、その後レコード・ジャケットまで「ソロモン」で通してしまった。5歳でクララ・シューマンの弟子、マチルダ・ヴェルンに師事する。1912年10歳でデビューを飾った。この時のプログラムはベートーヴェン作曲ピアノ協奏曲第3番であり、指揮はヘンリー・ウッドであった。その後チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番でロンドンでのデビューを果たした。古くからベートーヴェン弾きとしての名を馳せ、1951年からEMIにベートーヴェン協奏曲を完結、並行してソナタ全曲録音を進行したが、1956年脳梗塞の為引退、未完に終わった。濁った音を一切出さず、多声の弾き分けにも細心の注意を払っている。潔癖なマナーが印象的で、轟音はほとんど用いられない。スタジオ録音とライブ演奏にほとんど差がなかったとも言われている。作品を汚すような音を一切用いないと言う意味では、ブリティッシュ・ピアニズムの正統な継承者の一人でもある。ブラームスはベートーヴェン協奏曲全集以前の録音で、R.クーベリックとの共演。クーベリックも熱の入ったオケを展開し、全体に高い緊張と熱気が支配するモノラル期の名演である!音質も大変良い!この番号には中溝レーベル・フラット盤は存在しないと思われる(100%ではない)。
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