商品コード:1349-009[COLUMBIA] H.v.カラヤン指揮 E.シュヴァルツコップ(s) 他/ バッハ:ミサ曲ロ短調B.232(全曲)

[ 1349-009 ] Bach - Chorus And Orchestra Of The Society Of The Friends Of Music / Herbert von Karajan – Mass In B Minor


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商品コード: 1349-009

作品名:バッハ:ミサ曲ロ短調B.232(全曲)/Kyrie Eleison--Christe Eleison-- Kyrie Eleison-- -- Gloria In Excelsis Deo--Laudamus Te--Gratias Agimus Tibi-- | -- Domine Deus-- Qui Tollis-- Qui Sedes-- Quoniam--Cum Sancto Spiritum-- -- Credo I-- Credo II In Unum Dominum-- Et Incarnatus Est Crucifixus-- Et Resurrexit-- Et In Spiritum Sanctum-- | -- Confiteor. Sanctus.--Osanna-- Benedictus-- Osanna-- --Agnus Dei-- Dona Nobis, Pacem
演奏者:H.v.カラヤン指揮ウィーンso.+フィルハーモニアo./ウィーン楽友協会.cho. E.シュヴァルツコップ(s)M.ヘフゲン(ca)N.ゲッダ(t)H.レーフス(bs)M.パリキアン(vn)D.ブレイン(hr)G.モリス(fl)S.サットクリフ, P.ニューブリー(ob・ダモーレ)S.ダート(org)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:33CX 1121-3
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, 箱入り3枚組, 3 single records in box
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国での第2版/RIAAカーヴのオリジナル】---紺/金音符ツヤ段付, 6時にMade in Gt Britain(外周ラウンド金文字), 9時にSPEED 33-1/3 R.P.M., グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:33CX 1121-3, Tax Code:なし, Rights Society:記載なし, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:XHAX 57-3N/XHAX 58-3N (ラウンド小文字スタンパー・EMIタイプ), EMIグループOCOLUMBIA系オーストリア録音モノラル製造を示すXHAX***で始まりレコード番号を含まない英国型専用マトリクス使用, カッティング担当:イニシャルNは現在分かっていない, 補助マトリクス(3時):RD/GT, 再補助マトリクス(9時):14/1, 1950年代のスタンパーによる1956年頃の製造分, 旧番号存在せず, 緑/金音符中溝レーベル・フラット盤存在する(1953年分), これより古い英国レーベル存在する, 英国での最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する, これより古い3時存在する, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである(フラット盤はそうではない), EMIグループCOLUMBIA系オーストリア音源の英COLUMBIA制作EMIプレス, 工場:"The Old Vinyl Factory" Hayes・Middlesex・England, 英国での第2版/RIAAカーヴのオリジナル, 2nd issue in UK.
ジャケット:【英国での第2版】----外周5面紺クロス紙表ツヤ箱, 5時に地色ベース〇♬ Columbia Records Magic Notes Trade Mark Trade Mark(銀文字), ペラリブレット付き, 表記されたジャケット番号:33CX 1121-3/CMS 805, Price Code:なし, 背文字:あり(金色型押・紺クロス紙背景), ジャケ裏年号:R30h 1154/H5(リブレット裏), ⓅⒸなし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:53(年号記載あるが当ジャケットではない), 製作:Columbia Graphophone Company Ltd. Hayes・Middlesex・England., 印刷:記載なし・英国製, 同一デザインだが横長の旧箱存在する, これより古いジャケット存在する, 英国での第2版, 2nd issue in UK.
トピックス:1952年11月2-5/7日ウィーン・Musikvereinsaalでのモノラル録音, 1952年11月23/28~30日・1953年7月16日ロンドン・Abbey Road Studio No. 1・でのモノラル録音, 録音技師:不明, プロデューサー:Walter Legge, 1953年Columbia Graphophone Company Ltd. Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年英COLUMBIA:33CX 1121-3(緑/金音符中溝レーベル・フラット盤・ロング箱入り)にて初リリース→1956年頃同一番号・当装丁に変更, ここからRIAAカーヴとなり聴きやすい, 古いスタイルの濃厚な演奏!, 1973年9/11月・1974年1月DGGにベルリンpo.と2回目録音あり, フラット盤の入荷はない, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:1952年11月と1953年7月にウィーンとロンドンにて行われたモノラル録音。オケはウィーンso.だがカラヤンは一部の録音をロンドンのフィルハーモニアoで行い、その部分にはM.パリキアン(vn)D.ブレイン(hr)G.モリス(fl)S.サットクリフ,P.ニューブリー(ob・ダモーレ)S.ダート(org)の6人のソリストをソロ要所で彼らのオブリガートソロを付けた。合唱はウィーン楽友協会合唱団である。従って完全なウィーン録音ではなく、ウィーンとロンドン、2つのセッションをミックスした当時では珍しい最先端の技術を使ったモノラル録音である。そういえばカラヤンは録音技術を駆使してベートーヴェンの第9や、「2001年宇宙の旅」のサントラに使われた「ツァラトゥストゥラはこう語った」などでも複数の場所での録音をミックスしたLPを出しており、当時から実演と録音は別物であるとの認識が強かった指揮者である。歌手陣もソプラノには英国からエリーザベト・シュヴァルツコップ、テノールにはニコライ・ゲッダなど英国とドイツの混成で臨んでいる。カラヤンとバッハはあまり縁が無いような印象だが実は1952年の演奏会から「ロ短調ミサ曲」を度々部分的に、または全曲演奏を行っていて、1950年代初期という早い時期での録音は必然だったといってよい。1950年6月15日にはウィーン交響楽団と同じ場所であるムジークフェラインザールでエリーザベト・シュヴァルツコップ(s)、キャスリーン・フェリアー(a)、ワルター・ルートヴィヒ(t)、パウル・シェフラー(bs)、アルフレード・ポエル(bs)と演奏しており、ライヴCDでも発売された。カラヤンはこの録音のために70回以上にも及ぶリハーサルを行い万全を期したとされている。録音当日になってカラヤン自身が敗血症で倒れ、多忙ゆえスケジュールの延期が出きず病をおして録音を敢行、指揮台に運んだ病床に横たわりながら指揮したとされている。またオケはの記載はThe Chorus And Orchestra Of The Society Of The Friends Of Musicであり、ウィーン楽友協会を演奏会場として使用しているのはウィーン・フィルだけでなく、協会主催のコンサートの大半はウィーン交響楽団が担当しており、ウィーン放送交響楽団も演奏を行っている。したがってオケをウィーンpo.とするメディアもあるが実際は1950年に実演を行ったウィーン交響楽団(ウィーンso.)とみるのが自然だろう。プロデューサーの記載はないが間違いなくウォルター・レッグと思われる、でなければウィーンとロンドン、2つのセッションをミックスなどの荒業が許されるはずもないからである。古い録音なので古風でまったりして所はあるものの、宗教性は濃厚に感じられ、特にソリストの歌唱は素晴らしい。遅いテンポで全体に教会の薄明かりが灯るようなレトロ感が濃厚な演奏。合唱団にソフト・フォーカスにした点も雰囲気を出している。歴史的にも需要な録音と言えるだろう。

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