商品コード:1350-039[DECCA] J.サザーランド(s)/ プリマ・ドンナの芸術Vol.2/ロメオとジュリエット, オテロ 他
商品コード: 1350-039
商品詳細:The Art of The Prima DonnaのVol.2。SXL2000番台である。音質は最高レベル。サザーランドはオペラ歌手として、劇中での役は多いものの、このような自身のアルバムはほとんどなかった。これは、このLPの為に、F.M.Pradelliの指揮によって英国録音されたもの。1700~1800年代生まれの作曲家の作品8曲を収録。彼女の声は、オペラ歌手としては透明感が高く、高い方までスムースで、万人に受け入れられるだろう。2000番台に2枚とは幸運な歌手!! ジョーン・サザーランド( 1926 - 2010)はオーストラリア・シドニー郊外出身のソプラノ歌手。サザランドが正しい発音らしい。1950年に奨学金を得てロンドンの王立音楽大学でクリーブ・カレイに師事し、1952年に『魔笛』の第一の侍女役でロイヤル・オペラ・ハウスでのデビューを飾る。最初に彼女が世間の注目を受けたのは1959年である。彼女はコヴェント・ガーデンでドニゼッティのオペラ『ランメルモールのルチア』のタイトル・ロールを歌い(指揮はトゥリオ・セラフィン)、驚異的な大成功を収めた。その理由は、マリア・カラスとは異なり、高音域から低音域まで力強く、且つ、ムラのない美しい声で困難な装飾歌唱を軽々と歌いきったことにある(それゆえに彼女は同郷の先人になぞらえて「ネリー・メルバの再来」と謳われることとなる)。そしてこの大成功を機に、1961年にはメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座でもルチアを歌い、これを皮切りにベルカント・オペラ復活に自信を持つことになる。サザーランドは指揮者のリチャード・ボニングと結婚し、ドラマティック・ソプラノからベルカント・ソプラノ歌手としての道を歩み始める。ベルカント唱法とは、複雑かつ華麗に装飾された旋律を歌う「装飾歌唱」を得意とする歌唱法である。この装飾歌唱を可能とするための鍵となるテクニックが「アジリタ」である。アジリタ(agilità)とは、細かく速い音符の連なりを敏捷に歌うテクニックでコロラトゥーラ(coloratura)とも呼ばれる。楽器で演奏するかのように「声を転がすように歌う」技法である。サザーランドは1959 年初頭の「ルチア ディ ランメルモール」でのロイヤル・オペラ・デビューで、ベルカント・ソプラノ歌手としてデビューした。翌1960年に録音された2枚の「プリマ・ドンナの芸術」のタイトルのLPで世界的名声を手にした。但しサザーランドの録音は1952年のコヴェント・ガーデンの舞台から存在する。1958年にはヘンデルのアリア集をL'Oiseau-Lyreに録音している。
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