商品コード:1352-017[VOX] バルヒェットQt. E.ケシンガー(va) / モーツァルト:弦楽五重奏曲(全6曲)
商品コード: 1352-017
商品詳細:バルヒェットQt.は、1950年代中頃からモーツァルトの弦楽四重奏曲の録音をスタート。1956年までに全曲終了し、1957年頃弦楽五重奏曲の録音に取り掛かった。弦楽四重奏曲は全て単売で発売されたが弦楽五重奏曲の単売は存在せず、3枚入りの箱VBX 3として出たのが初出。1958年PHILIPS系のプレスで、黒/金ツヤレーベル外溝で出たカマボコレーベル・ナイフエッジ版が初出である。この音は強烈と言ってよい程、力のあるインパクトの強さがあった。そしてデザインを変え、1962年パテプレスが登場。やや音はマイルドなパテの音になった。強すぎる音は、バルヒェットQt.の本領!お好みで選ばれたい。黒/金カマボコツヤレーベルは非常に希少!よく知られた名演でありプレスの種類が多く出回っているからこそ、最良の盤で聴いていただきたい。その圧倒的音楽パワーに打ちのめされることとなるはず。特に米国盤をお持ちの方は注意されたい。残念ながら米国盤では彼らの持つ音楽のエッセンスが伝わりにくいのである。本来の弦の音は驚くほど艶やかで濡れているように感じるはずである。もしそう感じなければ、手持ちの盤を確認されたい。フランス盤でしかも黒/金ツヤVOX外溝レーベルであるか? そうでない方は、このページをしっかりご覧いただきたい。プレスの違いで音楽の印象がここまで違ってしまう事実に驚かれるはずである。人生は長くない、レコードを聴ける時間は永遠ではない。是非最良のプレスで演奏の最深部に迫っていただきたい。アナログとはその違いを愉しむ趣味でもある。黒/金ツヤ外溝レーベルが何故特別に音質が良いかの理由は、フランス盤ではあまり使用されないルディ・ヴァン・ゲルダーのカッティングマスターを使ってのフランス・プレスであるからである。翌1959年頃分からパテプレスとなり、パテで独自に制作したカッティングマスターを使うことになる。それは確かに良い音質だが、米国で最初にカッティングマスターを作ったルディ・ヴァン・ゲルダーの音は失われてしまった。つまり、ルディ・ヴァン・ゲルダーのパッションがないプレスになるからである。プレスまでオリジナル性に拘るなら、最初に担当した技師の仕事に敬意を払い、そのエッセンスを残した音質を求めるべきだろう。それがない場合は仕方がないが、フランスにはそれが初年度プレスにだけ残されていた。あるならそれを無視する手はない。カッティングマスターが変わると全てが変わってしまうのがアナログの性質である。CDを数だけ集めてよしとする方には解からない感覚だろう。理解される方だけで良い。
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