商品コード:1359-002t[ETERNA] H.アーベントロート/ シューマン:交響曲4番
商品コード: 1359-002t
商品詳細:1949年ライプツィヒでのモノラル放送音源?で、これがLP復刻第1号となった。音質はさほど良くないが充分聴ける。コンヴィチュニーの前任者として、東側のオケの頂点に立っていたアーベントロートだったが、正規のモノラル録音は極めて少ない。それでも2種の第9等で、フルトヴェングラーに匹敵する偉大な指揮者の一人であったことが窺われる。適正なテンポと適度な劇性をもって、'40年代における現代的な感覚を持った数少ないマエストロであった。このシューマンにも、現代に通用する手法と先進性が読み取れる。ヘルマン・アーベントロート( 1883 - 1956)はフランクフルト生まれの指揮者。1905年からリューベック市の市立管弦楽団の指揮者としてスタートした。このポストの後任はフルトヴェングラーであった。1934年1月、ブルーノ・ワルターが亡命して空席となっていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団常任指揮者に就任し、終戦まで務めた。1949年よりライプツィヒでの指揮活動を再開し、ライプツィヒ放送交響楽団首席指揮者に、1953年からはベルリン放送交響楽団首席指揮者に就任した。残された録音の多くがこの期であり、ライプツィヒ放送交響楽団と1940年代に多くの録音がある。一部はETERNA未発売で米URANIAレーベルから発売された。1956年にロベルト・シューマン没後100周年記念の放送番組のために録音を行った同年5月下旬、イェーナに演奏旅行で滞在中に脳卒中に倒れ数日後に亡くなった。モノラルの良い時期の録音は少ない。1940年代こそアーベントロートの最盛期であり、ある意味フルトヴェングラーをも超越した演奏が聴けた時期である。
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