商品コード:1366-040[VSM] C.フェラス(vn) P.トルトゥリエ(vc) / ブラームス:Vn・Vcのための二重協奏曲, ベートーヴェン:Vnソナタ1番
商品コード: 1366-040
商品詳細:ステレオはASD 549/ASDF 785。但し、未だ未入荷の高額盤。モノラルのこれさえもあまり入荷のないレアな盤。余白にフェラス/バルビゼのベートーヴェン Vnソナタ1番が入る。これだけでも価値あり。品の良さでは右に出るものがないのでは?と思える程の流麗な演奏。オケのクレツキ/フィルハーモニアo.が、やはり優雅だ。2人のソロが入る前から、この演奏が解かる。フェラスが入ってくると、その期待は確信に変わる。力で押し切るタイプではなく、格調の高さで聴かせる理想的な演奏。1962年頃のロンドンでのモノラル/ステレオ録音。クリスチャン・フェラス(1933 - 1982)はフランス、カレーの生まれ。1944年にパリ音楽院に入学してカペー、エネスクに師事。1949年ロン・ティボー国際コンクールにおいて1位なしの2位を受賞した。その会場でピエール・バルビゼと知り合い、生涯に亘るデュオを組むこととなる。DECCA、EMIに素晴らしい録音を残した。1964年カラヤンの口利きでDGGに移籍し、カラヤン付きのソリストとして多くのメジャー協奏曲を録音した。バルビゼとの共演でも、ブラームス、シューマン、フランク、ルクーのヴァイオリン・ソナタを録音した。1975年には、その功績によってパリ音楽院より表彰されたが、健康の不調を理由に、公的な活動からは退く。原因はアルコール中毒と言われており、演奏活動の極度のストレスとうつ病が原因らしい。これらのことからカラヤンのプレッシャーが原因との説が囁かれている。1982年フランス、ヴィシーでバルビゼとの演奏会が最後となった。それから3週間後の9月14日に自宅アパートの10階から投身自殺した。ピアニストと異なり演奏家寿命が短いヴァイオリン奏者。しかしフェラスは30年以上第一線で活躍した。この録音はまだ全盛期の1962年にロンドンで録音され、指揮もクレツキとの共演で完成度も高い名盤としてこれからも忘れられることはないだろう。
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