商品コード:1366-023[ERATO] P.アロンスキー(pf) / モーツァルト:PfソナタK.331, K.332, きらきら星変奏曲

[ 1366-023 ] Peter Aronsky, Mozart à Paris -K.331 K.332 Variations Sur "Ah, Vous Dirai-Je, Maman"


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商品コード: 1366-023

作品名:Mozart à Paris - Paris Mars-septembre 1778 /モーツァルト:Pfソナタ11番K.331 | Pfソナタ12番K.332, フランスの歌曲「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲K. 265(きらきら星変奏曲)
演奏者:P.アロンスキー(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:ERATO
レコード番号:STU 70899
M/S:ステレオ, stereo (Gravure Universelle)
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでの第2版】---青白Σ狭内溝, グルーヴガード厚, 1975年製造分の仏PHILIPSプレス
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---見開両面コート, (P)1974(C)なし
トピックス:1974年又はそれ以前のスイス・Reformee de Thoune-Durrenast教会でのステレオ録音, 録音技師:Peter Willemoes, プロデューサー:François Magnenat, 1974年Éditions Costallatによりコピーライト登録・同年ERATO:STU 70899(青白Σ土手レーベル・当ジャケット入り)にて初リリース→1975年頃同一番号・青白Σ狭内溝レーベル・当ジャケット入り(当アイテム)→1977年頃同一番号・紫白Σ狭内溝レーベル・当ジャッケット入りに変更, このLPは3年間で2度レーベルが変更された珍しい番号, オリジナルの青白Σ土手レーベルは非常に希少!, LPタイトルは「パリのモーツァルト・1778年3月-9月パリ」, これは第2版だが音質差は小さいと思われる・ジャケットはオリジナル, ジャケットにVol.1の表記あるがVol.2以降は存在しない, 演奏;★★★★, 音質:★★★★

商品詳細:ペーター・アロンスキーは1944年スイス・チューリヒの生まれのロシア人。詳しい情報はない。パリ音楽院出身。幼少の頃より才能を発揮し、15歳でモーツァルトのPf協奏曲を修得していたという。これを聴けば、それも納得。あまりの完成度の高さに驚く。まるで'50年代のヴィルトーゾにも似た、余韻をたっぷり残す美しいタッチは、とても'70年代とは信じ難い。天才ピアニスト!!1974年の発売。他に録音の入荷は無い。おそらく唯一の録音と思われる。録音が無いのが惜しい!レコードタイトルは「パリのモーツァルト・1778年3-9月パリ」とあり、表題の通りモーツァルトが1778年の3-9月の間のパリで作曲した3つのピアノ作品を収録したLPになっている。ピアノ・ソナタ11番K.331は1778年の夏にパリで作曲、ピアノ・ソナタ12番K.332も同時期である。3曲目の「キラキラ星変奏曲」で有名なフランスの歌曲「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲K. 265は1778年の初夏とされている。このような時期と場所を絞った企画は古くから存在しており、パテ社の有名な「パリのモーツァルト」はその点では元祖的な企画録音といえる。いくら企画は良くても演奏が良くなくては意味がないが流石ERATOが選んだピアニスト、ペーター・アロンスキーの演奏は1974年時点ではこれ以上望みようのないレベルであり、プロデューサーの腕前を見せてくれる。アロンスキーの録音はERATOにはこの1枚限りで珍品に分類されるが、同時にモーツァルティアン、ピアノファン必聴の極めて優秀なLPである。ふんわりと柔らかいタッチでこれらよく知られたソナタを弾いて、飽きるどころか夢見心地にされてくれるピアニストは多くないだろう。しかも録音では実績のない新人である点が面白い。アロンスキーはこの時30歳くらい。フランスにおける音楽家の層の厚さを感じずにはいられない。ここまで成功した録音にも関わらず、その後ERATOはおろか別レーベルにも録音はないようである。1990年代にスイスTudor~数点のCDが発売された記録は確認できた。全く厳しい世界である。

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