商品コード:1369-044[BRUNSWICK] F.M.トローバ/ Castles In Spain/ラレグラ, ブレトン, アルベニス, トゥリーナ, グリディ, トローバ 他
商品コード: 1369-044
商品詳細:フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891 - 1982)はスペイン・マドリード生まれのギター奏者でもある。スペイン伝統の国民歌劇サルスエラの作曲家として活躍し、1930年代にその国際的な知名度の向上に貢献した。ギター音楽の作曲家として知られている。指揮者としての任務に加えて作曲家としても活躍、最晩年までスペインの伝統音楽とコンサートホール向けの両方に数多くの作品を残す。声楽家のプラシド・ドミンゴはトローバをオペラ作曲家として高く評価しており、歌劇《詩人 El Poeta》の初演で主役を演じただけでなく、トローバの代表作のサルスエラ《ルイーサ・フェルナンダ Luisa Fernanda》の録音にも参加した。20世紀の作曲家であるが、アルベニスやグラナドスらのスペイン国民楽派の伝統を守って、ほとんどモダニズムには走らなかった。これはトローバが作曲家ではなく、指揮者として活躍したLP。勿論自作自演もある。様々なスペイン系の管弦楽作品を指揮する珍しいLPである。オケはマドリード・サルスエラ管弦楽団。1956年頃米DECCAと英Brunswickで発売された。スペイン盤も存在すると思われるが不明。タイトルは「Castles In Spain」で「スペインの城」という意味だが、理由は不明。これまでトローバといえばギター作品集などに作曲家として登場する程度だったが、実際は西側の大物指揮者たちと変わらない年代に活躍した作曲家であり指揮者だった。トローバが西側のレーベルに指揮者として登場するLPは他にもあり、1950年代RCAに多少存在する。またスペインCOLUMBIA録音の西側プレスにも当然ながら登場していた。しかし日本ではサルスエラやギター作品の作曲家としての認識だけではないだろうか?トローバ自身の指揮は今回初めて聴いたが、指揮者としても一流であると感じた。全てスペイン作品なので比較は難しいが、作曲家でなくとも指揮者だけで名声を上げることができたと思われる。但しローカル指揮者止まりであっただろう。自作自演ができる指揮者という点ではより強力である。このLPは西側レーベルではまず録音されないスペイン作品集であり、他の管弦楽LPと比較は困難だが、聴く限り、強いエンタテイメント性を持った楽しめるLPである。指揮者としては同郷のアルヘンタ辺りと同等の力量があるのではないだろうか? ローカライズなLPだが興味のある方にはお宝級のクオリティを持ったLPと思われる!
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