商品コード:1369-035[WRC] J.クリップス/ ベートーヴェン:交響曲5番「運命」, エグモント序曲
商品コード: 1369-035
商品詳細:J.クリップス/ロンドンso.という黄金コンビで1960年ロンドンで集中的に全集録音。ところがレーベルは米EVEREST、DECCAはこの時ベートーヴェン全集を出す余裕はなく、しかもやりたい指揮者を多数抱えていた。そこに目を付けたのが米資本。お金は出すから好きなようにやってくれと言われて乗らないはずはない。過去にまともなプレスがない為、無視された録音だが、名盤を生み出す共演が悪いはずがない。このプレスで聴けば優美且つ上品なベートーヴェン。クリップスのいいところが全開のベートーヴェン交響曲で米国資本の録音が功を奏したか、自由闊達、DECCAでは見せたことのないフルパワーのクリップスの軽快なテンポで進める素晴らしいベートーヴェン。知らずに聴いたらクリップスとは気が付かない抜群の演奏である。1960年の1月にロンドンのウォルサムストウ・タウン・ホールで集中的に15日間ほどで全曲録音を行った。日程の厳しい中でEVERESTの録音チームがロンドンに入り行ったEVEREST録音である。オリジナルはMERCURYと同じく35ミリ磁気フィルムで高音質録音された。クリップスにとっても短時間とはいえ、これまでにチャンスが無かった全曲録音という千載一遇の機会だったろう。これを逃がせば二度と機会はないと悟ったに違いない。しかしやはりというか米国EVERESTは確かに高音質なのだが米国市場を狙った音質に調性されており、我々の耳には強烈過ぎる音質である。英国盤は程好くこなれた音で最高に楽しめる音質となっている。MERCURYのSR***を欧州盤で聴くのと同じことが言える。欧州ではあまり知られていない録音だが、ベート―ヴェンの交響曲録音の歴史の中でも金字塔の一つと言ってよい秀演!ロンドンso.もスケジュールが詰まっていたなかでクリップスは1960年1月とい短期間に全9曲の録音をやってのけた!恐ろしい集中力!結果は聴いていただければ解かる。クリップス会心の演奏!
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