商品コード:1369-020b[IRAMAC] T.オロフ(vn)/ ヤナーチェク:Vnソナタ 変イ短調, ブラームス:Vnソナタ2番Op.100
商品コード: 1369-020b
商品詳細:オランダの重鎮として日本でもVn好きにテオ・オロフの名前は知られている。1924年独ボン生まれ、ユダヤ人の為オランダへ。コンセルトヘボウo.のコンマスを務め、1952年クレバースと入れたバッハのB.1043が初録音?PHILIPSに僅かな録音を残す。一躍有名になったのはマイナーレーベルに入れたバッハの無伴奏(1979年)。それ以前にIRAMACに2つの12"がある。勢いのある攻めのVn。硬質な音色でヴィヴラートを多用し魅せる演奏をするタイプ。グァルネリ使用? ピアノにもオランダ生まれでDucretet Thomsonで活躍したダニエル・ヴァイエンベルフを迎える。ヴァイエンベルフはDucretet Thomsonの後、1960年代後期にオランダに帰りIRAMACの契約となった。テオ・オロフもすでに若手に世代交代していたPHILIPSには録音の機会がなくなり、オランダのマイナーレーベルであるIRAMACに活路を見出した。こうして1950年代に第一線で活躍した大物がこともあろうにマイナーレーベルで顔を合わせることになったのである。IRAMACは Willem Duysにより1965年にBovemaで発足した新興レーベル。IRAMACにとってはかつて全盛期を迎え、今は録音機会が減った大物音楽家は市場開拓の重要なメンバーであった。テオ・オロフとダニエル・ヴァイエンベルフの二人はIRAMACの意向で初めてデュオを組み新天地で再出発した。1965-6年頃までにフランク/モーツァルト、ヤナーチェク/ブラームスの2枚が録音されたが、このデュオは長続きせず、テオ・オロフはIRAMACを去り、Artone、CNR、His Master's Voiceなど幾つかのレーベルへと道を広げていった。一方ヴァイエンベルフはIRAMACが気に入ったようで、ソロでIRAMACに多くの録音を行った。これは2枚しか制作されなかったテオ・オロフ/ダニエル・ヴァイエンベルフのデュオの1枚である。ヴァイエンベルフ自体あまり室内楽の録音が無くソロ録音が中心であった。しかしこのデュオ録音は大物同士だけに完成度は非常に高い。コンセルトヘボウo.のコンマスを務めたオロフのヴァイオリンはさすがに芸格の高さを示す演奏である。ヴァイエンベルフのピアノも要となり良い世界観を作り出している。
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