商品コード:1369-002[Ducretet Thomson] J.C.ブノワ(br) J.ルメール(pf) / ラヴェル:歌曲集「博物誌」(全5曲)
商品コード: 1369-002
商品詳細:バリトン歌手ジャン・クリストフ・ブノワ(1925-2019)はパリ生まれ。父のアンリ・ブノワはヴィオラ奏者で、1920年代にはカペー四重奏団のメンバーであった。ブノワはパリ国立音楽院で学び、 オリヴィエ・メシアン(和声法)、ノエル・ガロン(対位法)、ガブリエル・デュボワ(声楽)、エミール・ルソー(声楽)に師事した。コンサートで合唱団の一員として歌った後、1950年代に舞台デビューを果たし、当初はフランス各地を巡業した。1954年から1977年まで、エクス=アン=プロヴァンス国際抒情芸術フェスティバルにほぼ毎年出演した。1956年にはザルツブルク音楽祭でコンサートを行った。1958年にはミラノ・スカラ座に招かれ、モーリス・ラヴェル作曲『スペイン時間』のトルケマダ役を歌った。1963年と1968年にはオランダ音楽祭、1967年にはロンドンで公演した。ブノワは演出家としても活動し、ラジオ番組にも参加し、1970年から1990年まではパリ音楽院の教授も務めた。フランス・オペラに多数参加したが、1950年代にDucretet Thomsonに録音したラヴェル:博物誌でモラーヌのように歌曲も歌うバリトン歌手として位置された。ほとんどテノール歌手といって誤りではない、高域が綺麗に出る音域をもち、全体の声も太くなく清楚な印象。ドイツのバリトン歌手とは次元が異なる。甘く滑らかな声であり、モラーヌ、ベルナックらと肩と並べる美声の持ち主である。その後歌曲の録音が少ないのが残念に感じる。1950年代初期から1970年代後期まで録音を残し、晩年はEMIに移籍している。知名度は低いが一度聴いたら忘れないバリトン歌手!
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