商品コード:1370-054b[CLUB NATIONAL] M.フォレスター(a)/ 歌曲リサイタル/シューベルト, ベートーヴェン, シューマン 他
商品コード: 1370-054b
商品詳細:モーリン・フォレスター(1930-2016)はモントリオール生まれのアルト歌手。本名キャスリーン・ステュワート。17歳年上のキャスリーン・フェリアー(1912 - 1953)と並ぶ大物アルト歌手。ケベック州モントリオール東部の貧しい家庭に生れる。13歳で学校を中退して秘書や電話交換手の仕事をし、家計を支えた。声楽教師に支払うことが出来るようになり、サリー・マーティンやフランク・ロウ、バリトン歌手のバーナード・ダイアマントに師事。彼女のカナダ・デビューの1953年に地元のYWCAでデビュー・リサイタルを行う。このときの伴奏者ジョン・ニューマークとは、生涯にわたって協力関係を築くこととなった。1956年B.ワルターに認められ名声を得た。ワルターはマーラーのアシスタントであり、マーラー直伝の解釈をフォレスターに伝えた。翌1957年、フォレスターは、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団との共演により、ワルターの告別演奏会に出演した。マーラー歌手として有名だが、リートも得手とした。1958年にワルター最初のステレオ録音において、マーラー:「復活」の録音が実現した際、フォレスターが独唱者に招かれている。その後、大作作品の録音ではベイヌム(マーラー:第3交響曲)、フリッチャイ(ベートーヴェン:第9番/ブラームス:アルト・ラプソディ)、またトーマス・ビーチャムとはディーリアスの管弦楽伴奏付き声楽曲の録音も行った。また厳格で知られるフリッツ・ライナーとの「大地の歌」の録音(RCA)も秀逸である。歌手としては、ドイツ語の発音の正確なことで、また劇的な感覚に非常に優れていることで知られている。演奏会とオペラの両面に定期的に出演した。テレビ番組「タンタンの冒険」にも出演、ビアンカ・カスタフィオーレ役を務めた。アルト歌手としての国際的地位を獲得した。これは、珍しいクリュブ・ナショナルのオリジナル録音である歌曲集。また同社がシリーズ化した各楽器(声も含めて)1枚に名を連ねた。独特の強烈な存在感。声域は広く、クセもなく、力のある数少ないアルト!声楽好きの方にはお宝級となる古いモノラル録音である。Club National du Disque以外では未発売と思われる。
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