商品コード:1370-052[DECCA] B.タックウェル(fh)/ R.シュトラウス:Hr協奏曲1, 2番, F.シュトラウス:Hr協奏曲Op.8
商品コード: 1370-052
商品詳細:タックウェルのモーツァルトHr協のSXLと双璧をなす、R.シュトラウスのHr協奏曲。Hrの音色は録音の良くないモノラルでは本当に良くないが、当録音は、生のHrと思う程リアルですっきりと抜けのよいクリアーな音だ。ケルテスのオケも絶品。Hr好きならこの音を聴いて、惚れ惚れするだろう。ケルテスも同時期にドヴォルザーク全集やモーツァルト等、トップアイテムを録音しており脂が乗っている時。協奏曲はオケが重要という見本のような一枚だ。ED2が初出のオーディオファイル! リヒャルト・シュトラウスの父フランツ・シュトラウスはホルン奏者であった。その影響もあり、若い頃から、ホルンを用いた作品をいくつか作曲していた。12歳の1876年には、声楽・ホルン・ピアノのための『アルプホルン』(AV29)、1878年にはホルンとピアノのための『前奏曲、主題と変奏』(AV52)を作曲した。その後1888年にはホルンとピアノのための『アンダンテ』(AV86A)を作曲した。その他、交響詩などの管弦楽曲でも、ホルンの見せ場を含む作品が多い。その彼が作曲したホルン協奏曲は2曲あり、作曲年代が大きく離れている。第1番は1883年作で当時作曲者は18歳であった。古今のホルン協奏曲の中でも、モーツァルトに次いで演奏頻度の高い曲の一つである。第2番は前作から約60年を経た1942年の作品である。シュトラウスは晩年に、管楽器を独奏楽器としたモーツァルト回帰的な協奏曲を3曲手掛けた。この作品とオーボエ協奏曲ニ長調(1945年)、二重小協奏曲(クラリネットとファゴット、1947年)である。バリー・タックウェル(1931 - 2020)はオーストラリア出身のホルン奏者。1950年には英国に留学し、名ホルン奏者のデニス・ブレインと出会い大きな影響を受けた。ハレ管弦楽団やスコティッシュ・ナショナル管弦楽団のホルン奏者を経て、1955年から1968年まではロンドン交響楽団の首席奏者を務め、その後、ホルンのソリストおよび指揮者として活動した。DECCAと契約したことで大きな名声を得ることになる。最初に1960年にリリースされたモーツァルトのホルン曲集は大きな人気を得た。R.シュトラウスはその7年後の発売である。1972年からEMIに移籍するが、それまではDECCAの看板ホルン奏者としての地位を築いた。これもタックウェルの代表作といえる1枚。ケルテスの指揮で完成度の高い仕上がりとなっている。B面最後のフランツ・シュトラウス( 1822- 1905)は作曲家リヒャルト・シュトラウスの父であり、ヴィルトゥオーゾ・ホルン奏者であると同時にギター、クラリネット、ヴィオラの演奏にも卓越した腕前を持ち、作曲も行った。
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