商品コード:1370-034[DECCA] カルミレッリQt. / ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調, プロコフィエフ:弦楽四重奏曲2番Op.92
商品コード: 1370-034
商品詳細:カルミレッリ弦楽四重奏団は1954年イタリア・ローマで結成された団体。第1Vn:ピーナ・カルミレッリ、第2Vn:モンセラート・ケルバラ、Va:ルイジ・サグラティ、Vc:アルトゥーロ・ボヌッチーの4人である。リーダーのピーナ・カルミレッリ(1914-1993)は1914年ヴェネチア生まれの女性奏者でミラノ音楽院を卒業。1937年のストラディバリウス・コンクールで優勝、1949年にボッケリーニ五重奏団を結成し、いくつかの録音を残した。その後1954年に結成したカルミレッリQt.はイタリアにおける重要な弦楽四重奏団となる。ボッケリーニの楽譜校正にも参加し、その成果を録音で残している。1970年にはニューヨークのカーネギー・ホールやローマ各地を回り、ルドルフ・ゼルキンをパートナーにベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの全曲演奏を行った。ソリストとしても活動し、1973年から1986年までは、イ・ムジチ合奏団の4代目、コンサート・ミストレスを務め、1979年からはフォーレ五重奏団のメンバーとして活躍していた。学術的にもボッケリーニにおける世界的な権威である。後にイ・ムジチ合奏団に迎えられる訳だが、弦楽四重奏におけるクオリティは、やはり当時の世界トップレベルであったことは間違いないだろう。イタリア作品における表現、音色等は流石の一言に尽きる。カルミレッリQt.はイタリアQt.程の録音には恵まれなかったが、演奏のクオリティは1960年代は同等と感じる。やはりイ・ムジチ合奏団での活躍がよく知られている。イタリアでは歴史に名を残す女性ヴァイオリン奏者。1993年ローマにて没。DECCAへの録音は珍しく、LPは他にボッケリーニが4曲入るLXT 5200があるだけと思われる。ラヴェルでは抑えた情感で繊細に盛り上げる。プロコフィエフでもあまり攻撃的にならずに静かで落ち着いた演奏ではないだろうか。強めの演奏が多いなかで、このプロコフィエフは聴きやすい。ステレオのSXL 2331は初入荷の希少タイトル!激レア盤につき高額もやむなし。さらに高額の店もある!モノラルも勿論希少タイトル!
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