商品コード:1370-029[DECCA] G.ショルティ/ ベートーヴェン:交響曲5番Op.67「運命」, エグモント序曲Op.84
商品コード: 1370-029
商品詳細:ED1レーベル時代の高音質録音。しかも、オケはウィーンpo.とあって、ショルティの味というよりは、ウィーンpo.の味わいが濃厚に出ているといった印象。ショルティはウィーンと全曲録音を果たせず、結局、6000番台のイッセルシュテットまで待たねばならない。SXL 2000番台でベートーヴェンの交響曲は、アンセルメとショルティ? アンセルメとはまったく異なるゆったりしたスタンスで、このチャンスをものにしている。ショルティ/ウィーンpo.のベートーヴェン:交響曲は3/5/7番の3曲のみ(1958-9年録音)。DECCAで最初のベートーヴェン交響曲全集ではご承知のようにエーリヒ・クライバーが中心となり1940年代後期から録音、1950年代中期には完成している。ショルティの最初のベートーヴェン:交響曲は4番でロンドンpo.との1951年モノラル録音だった。当時のショルティといえば、まだまだ新人指揮者であり、知名度もなかった。大物指揮者揃いで録音した全集の中で一人浮いた存在となってしまっていた。ゲオルク・ショルティ(1912 - 1997)は交響曲5番録音当時まだ46歳という若さであった。ショルティは1947年、スイスのテノール歌手リヒテクの推薦で、ピアニストとして英デッカと契約を結んでいた。最初から指揮者としての採用ではなったが、前年の1946年にはミュンヘンのバイエルン国立歌劇場の音楽監督に抜擢されていた。当時、非ナチ化の影響で多くのドイツ人指揮者が失脚していたということもあったらしい。そのショルティのDECCAでの最初期録音の一つが4番であった。そこで見事実力を発揮し、ウィーンpo.との3/5/7番録音に繋がった。1950年代中期まではほぼおこぼれのような録音が中心だったが、1958年に訪れたワーグナー・シリーズに抜擢され、世界的指揮者に上り詰めて行く。同年ワーグナー・シリーズと同じウィーンpo.を振ってベートーヴェン:交響曲5番が録音された。ウィーンPo.を完全に掌握したショルティの手腕が光るパワフルな演奏で前のめりになるようなテンポと畳み掛けでスタートした最初のテーマに驚きを隠せない。こんなスタイルでベートーヴェン:交響曲を演奏するのはアンセルメくらいしか見当たないからである。1970年代に入りシカゴso.と全曲録音を行うが、やはりウィーンpo.との演奏は次元が異なるといえる!
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