商品コード:1371-038[VOX] J.ペルレア/ グリンカ:管弦楽曲集/「ルスランとリュドミラ」~序曲, 幻想的ワルツ 他
商品コード: 1371-038
商品詳細:1900年にルーマニアのオグラダにてルーマニア人の父とドイツ人の母の間に生まれたイオネル・ペルレア(1900~1970)は、10歳でドイツ・ミュンヘンに越し、地元の音楽高等学校で作曲を学ぶ。大戦後は活動の場をイタリアに移した。聖チェチリア管との共演を聴いたトスカニーニはペルレアの才能を認め、スカラ座への頻繁な客演を行う。更に1950年にはNBC交響楽団とメトロポリタン歌劇場にも客演。終焉の地となるニューヨークとの縁が始まる。以後アメリカでの活躍が主となりVOXと契約。1957年には心臓発作と脳卒中で倒れて、半身不随となったが、意欲は衰えず、着座して左手だけで指揮。マンハッタン音楽院でも教鞭を執り、その時の愛弟子が飯守泰次郎である。トスカニーニの助手としてトスカニーニが亡くなるまで親交を持った。ベートーヴェンの交響曲では1/4/7/8番の4曲を担当した重鎮である。モーツァルトの交響曲も数曲あり、なかなかの出来栄え。日本では無名に近いが、ホーレンシュタインとともにVOXを背負った指揮者だった。今回は当社初入荷の「グリンカ:管弦楽曲集」という珍しいロシア作品。職人気質のペルレアはグリンカというマイナー作品にも敢えてロシア色を気にすることなく自身のスタイルで元気よく快活にオケを鳴らす。同じルーマニア生まれのシルヴェストリと基本が似ているかもしれない。シルヴェストリはロンドン/パリで成功したが、ペルレアはドイツ、米国で成功を見ている。共通する点はエンタテイメント性であり、アカデミズムより、楽しく聴いてもらおうとするサービス精神の持ち主である。どんな曲でも愉しんでもらうことを第一主義とした点が成功の秘訣だろう。
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