商品詳細：エドゥアール・ヴァン・ルモーテル( 1926 - 1977)はベルギー・ブリュッセル生まれ。イタリアでガリエラに師事、クリップスにも学んだ。ブリュッセルのコンセール・ポピュレールの指揮者としてプロ・デビューした。1951年にベルギー国立管弦楽団の首席指揮者に就任。1958年にはセントルイス交響楽団の音楽監督に就任し、1965-1970年までモンテカルロ国立歌劇場の音楽顧問であった。これはその就任中のウィーンでの客演録音だろう。近代作品の他にバレエも得意とし、VOXとCBSにかなりの曲目の録音を残したルモーテルは、1962年に来日し、日本フィルを指揮してドビュッシーの 「海」やペトルーシュカなどを振っている。51歳で亡くなってしまい、日本では正当な評価もないままに忘れられた指揮者となってしまった。これは1960年頃のVOX録音。指揮者としてルモーテルは日本ではまともに紹介されていないので、どうしてもニ流指揮者のイメージを持たれてしまいがちなのだが、これを聴いたらびっくりするだろう。想像を超えて演奏は良く、当盤は意外なほど希少でもある。決してニ流指揮者ではないことが理解されるはず。きびきびとした展開ですっきりした印象のシューマンに出会える。ルモーテルのイメージを根底から覆す秀演!

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