商品コード:1371-020n[ETERNA] W.クリモフ(vn)/ モーツァルト:Vn協奏曲3番K.216, メンデルスゾーン:Vn協奏曲Op.64
商品コード: 1371-020n
商品詳細:ヴァレリー・クリモフ(1931- 2022)は、ウクライナ・キエフ (キーウ)生まれのヴァイオリン奏者。父親に手ほどきを受けたあと、オデッサのストリャルスキー音楽学校でヴァイオリンを学ぶ。1951年にキエフ音楽院に入学、その後モスクワ音楽院に進み、ダヴィッド・オイストラフに師事した。在学中から演奏活動を始め、数多くの音楽コンクールに参加、1951年にベルリンで開催された世界青年学生祭典での入賞を皮切りに、1955年のロン=ティボー国際コンクールで第6位入賞、1956年のプラハの春国際音楽コンクールで優勝、1958年の第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したことにより、第一級のヴァイオリニストとして認められ、世界各地で活躍するようになる。演奏活動とともに教育にも力を入れ、各国で講座を開いている。1974年のオイストラフの死により、その後を受けてモスクワ音楽院で、また1989年からはザールブリュッケン音楽大学で、それぞれヴァイオリン教授を務めた。1962年にロシア連邦共和国功労芸術家、1971年にロシア連邦共和国人民芸術家、1989年にソ連人民芸術家の称号を授与されている。メロディアにベートーヴェン、メンデルスゾーン、ハチャトゥリアンなどの協奏曲をはじめ、数多くの録音を残している。クリモフのスタイルは師であるオイストラフとは全く異なり、清廉な音色でよく弾むリズム感がある。べったりしたところがなく、モーツァルトにはよく合う。表現も大袈裟なタイプではなく、こじんまりと整えるタイプ。1980年代に入ると西側にも登場し、来日も複数回ある。1965年から1989年までモスクワ音楽院で教鞭を執る(1974年からはヴァイオリン科長、1983年からは教授を務めた)。1989年よりドイツ・ザール音楽院で講師を務めた。モスクワのチャイコフスキー、パリのロン・ティボー、ジェノバのパガニーニ、ザルツブルクのモーツァルト、ヘルシンキのシベリウス、ケルンのクレンカンプ、モントリオールや東京などのコンクールで審査員を務めた。
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