商品コード:1371-012n[ETERNA] O.スウィトナー/ モーツァルト:後宮からの誘拐K.384(全曲)

[ 1371-012n ] Mozart ‎– Die Entführung aus dem Serail


通常価格:¥ 6,600 (税込)

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商品コード: 1371-012n

作品名:モーツァルト:後宮からの誘拐K.384(全曲)
演奏者:O.スウィトナー指揮ドレスデンsk. J.ヴルピウス, R.レーニシュ(s)R.アプレック, J.フェルスター(t)A.v.ミル(bs)
プレス国:旧東ドイツ, Germany East
レーベル:ETERNA
レコード番号:820 297-9
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, 箱入り3枚組, 3 single records in box
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A : 軽度の色落ち部分あり・補修済み
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧東ドイツでのモノラル・オリジナル】---緑/白V字幅広内溝, フラット重量, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:0203895/0203896-2---以降省略, 1962年製造分(モノラル・最古), ノーマル・カップリング
ジャケット:【旧東ドイツでのモノラル・オリジナル】---外周4面白クロス紙表ツヤ箱, カラー写真満載のリブレット付, ジャケット裏年号:Ag 732-56-62 A 1216(リブレット裏)・最古
トピックス:1961年10月15~25日・11月17/18/27~30日ドレスデン・ルカ教会スタジオ( Studio Lukaskirche, Dresden)でのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 1962年頃VEB Deutsche Schallplatten Berlin.DDRによりコピーライト登録・同年モノラルが820 297-9にて初リリース, 1969年ステレオ:825 297-9(当装丁)にて初リリース, 古い録音の為詳しい情報の記載がない, スウィトナーの四大モーツァルト・オペラの中で最初の録音, これは旧東ドイツでの初年度リリース分モノラル・オリジナル!, ステレオは高額, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:スウィトナーの四大オペラの中で最初の録音。1962年モノラルが発売されたが、ステレオ発売は1969年。当時のETERNAの設備を考えるとこれが通常である。オトマール・スウィトナー( 1922-2010)はオーストリア出身の指揮者である。インスブルックの市立音楽院でフリッツ・ヴィートリヒにピアノを学んだのち、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院に入学し、フランツ・レドヴィンカ(ドイツ語版)にピアノを、クレメンス・クラウスに指揮を師事した。また、指揮者のヴィルヘルム・フルトヴェングラーの知己を得て、親交を持った。1952年までは指揮者としてのポストが得られず、ピアニストとして活動しており、ウィーン、ローマ、ミュンヘン、スイスなどでコンサートを行っていた。その後1952年にレムシャイト市の音楽監督に迎えられて指揮者に復帰し、1957年にはルートヴィヒスハーフェン・アム・ラインを本拠地とするプファルツ管弦楽団の音楽監督となった。その傍らベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団などを客演している。1960年にドレスデン国立歌劇場およびそのオーケストラであるドレスデン・シュターツカペレの音楽総監督兼首席指揮者に就任する。スウィトナーとシュターツカペレ・ドレスデンによる演奏の評価は高く、特にモーツァルトの演奏については「東ドイツに並ぶ者はいない」とまで言われた。1964年にドレスデン・シュターツカペレを退任し、同年にはベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任し、1990年まで務めた。スウィトナー体制下のベルリン・シュターツカペレは、同じ都市で活動するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に比肩する存在としてみなされるようになったと言われている。1964年から1967年にかけてスウィトナーはバイロイト音楽祭に登場し、多くのワーグナー作品を上演している。1962年フランツ・コンヴィチュニーが亡くなり、スウィトナーは名実ともにETERNAの大指揮者となり、稼ぎ頭であった。本人は1988年のインタビューで、東ドイツを離れたかったが、当局から慰留された--と述べている。1969年から定期的にサンフランシスコ・オペラに登場するなど、閉じ込められた状態ではなかったのが幸いして、非常に多くの録音を残した。やはりモーツァルト作品は評価が高い。元々歌劇場にいた指揮者なのでオペラ録音にも定評があり、ドレスデン・シュターツカペレに就任してまもなく録音した「後宮からの誘拐」に聴く手腕は流石といえる。配役は最高のメンバーとは言い難いものの、スタンダードとなり得る素晴らしい仕上がりとなっている。スウィトナーの下での初のオペラ録音とあって、全員が全てを出し切ったといえるクオリティを感じるが、決して力みはなく自然体である。ステレオもあるがモノラルが先に発売された。モノラルの存在感、力強さを感じることこそ、スウィトナーの真意を感じる手段といえる。スウィトナーの真骨頂は軽快さだけではなく、ここに聴くリアルな格調の高さにある。それがしっかり体感できるプレスこそ当モノラル盤である!

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