商品コード:1373-064nb[DGG] E.ギレリス(pf) / グリーグ:抒情小曲集(全10巻/66曲)~抜粋20曲

[ 1373-064nb ] Grieg, Emil Gilels – Lyrische Stücke = Lyric Pieces


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商品コード: 1373-064nb

作品名:グリーグ:抒情小品集(全66曲)~20曲/第1集Op.12(全8曲)~第1曲 アリエッタ, 第2集Op.38(全8曲)~第1曲 子守り歌, 第3集Op.43(全6曲)~第1曲 蝶々, 同~第2曲 孤独なさすらい人, 第4集Op.47(全7曲)~第2曲 アルバムの綴り, 同~第3曲 メロディ, 同~第4曲 ハリング, 第5集Op.54(全6曲)~第4曲 夜想曲, 同~第5曲 スケルツォ, 第6集Op.57(全6曲)~第6曲 郷愁 | 第7集Op.62(全6曲)~第4曲 小川, 同~第6曲 家路, 第8集Op.65(全6曲)~第5曲 バラード調で, 第9集Op.68(全6曲)~第2曲 おばあさんのメヌエット, 同~第3曲 あなたのそばに, 同~第5曲 ゆりかごの歌, 第10集 Op.71(全7曲)~第1曲 昔々, 同~第3曲 小妖精, 同~第6曲 過去, 同~第7曲 余韻
演奏者:E.ギレリス(pf)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DGG
レコード番号:2530 476
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---青2本線段付, ブルーライン, グルーヴガード厚, Rebel Code:なし, 12時にMade in England, Ⓟ1974(刻印なし), スタンパー/マトリクス:4S-2/5S-1, Time Code:320/320, 1974年製造分(最古), チェーリップ・レーベル存在せず
ジャケット:【ドイツでのオリジナル(独英共通)】---ドイツ製両面コートペラ, 独英共通ジャケット, 裏薄クリーム, ⓅⒸ1974, ジャケ裏年号:なし
トピックス:1974年6月西ベルリン・ベルリン・ダーレム・イェズス・クリストゥス教会RIASスタジオ(Berlin-Dahlem・Jesus-Christus-Kirche)でのステレオ録音, 録音技師:Klaus Scheibe, プロデューサー: Günther Breest, ドイツでは1974年 Polydor International GmbH, Hamburgによりコピーライト登録・同年DGG:2530 4767(当装丁)にて初リリース, 英国では1974年英DGG:2530 476(当装丁)に英国プレスがドイツ製独英共通ジャケットに入る形で初リリース・これは英国での初年度リリース分オリジナル, 英国盤の音質はドイツ盤とほぼ同様, 1976年ETERNA:836 801でも発売された

商品詳細:DGGに入れたベートーヴェンのソナタ全集で彼が見せた解釈を思えば、この演奏も容易に想像できる。ギレリスには嘘や「はったり」が全く無い。一聴して物足りなさを感じるが、この曲を情緒連綿たる演奏で弾かれては、繰り返し聴くことにはならないだろう。全曲に数曲足りないベートーヴェンこそ入れておいて欲しかったと思うが、なぜこの時期(1974年)にグリーグを録音したのだろうか、全66曲の中からどのようにして20曲を選んだのか、そんなことに思いを馳せて聴くのも一興である。強烈な打鍵で「鋼鉄のタッチ」と言われるギレリスだが、ここではしっとりと優しく、抒情的である。繊細且つ美しい演奏で選集ではトップランクの1枚といって過言ではない名演!DGGに移籍してからのギレリスはMELODIYAやRCA時代とは大きく芸風を変化させている。グリーグが「抒情小品集」第1巻を書き始めたのが1864年の21歳の時である。それから最後の第10集は20世紀に入った1901年の58歳の時に書かれ完結した。グリーグはその6年後の1907年ノルウェー・ベルゲンで亡くなっている。正に生涯を通じたライフ・ワークであった。全66曲に及んだことで、死期を悟ったグリーグは完成に至ったのだろう。全曲録音もなくはないが、聴く方も大変である。ほとんどの抜粋盤は1枚に有名な曲を並べてあり、1枚でも十分に「抒情小品集」の世界観を堪能できるようになったいる。ギレリス盤も選曲はよく考えられている。頭から流して、しっかり満足できる内容であり、演奏も素晴らしく良い。ギレリスは1970年代からDGGで録音を開始し、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、グリーグ等の作品を録音。晩年にはパワーで押すスタイルはなりを潜め、力を抑えた枯淡の境地と言える表現に変わっていった。このグリーグも正にその流れの中での録音であり、ギレリスの晩年の境地を示す録音である。なお有名なベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音は5曲のソナタを残したまま1985年にモスクワで急逝し、完成されずに終わった。

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