商品コード:1373-052[DGG] G.アンダ(pf) / ショパン:24の前奏曲Op.28, ポロネーズ6番「英雄」Op.53
商品コード: 1373-052
商品詳細:DGGで最初にモーツァルト協奏曲全集を出したピアニスト、ゲーザ・アンダは地元でドホナーニに師事。1973年スイスに亡命。そのまま定住し国籍を取得した。お国ものの普及に尽力したが、ショパンも得意としていた。ショパンは彼のモーツァルトとは違い、情緒的、ロマン的空気を感じる。ピアノは抑えた美しさを出し、ポリーニのような冷徹無感情ではなく、音楽的で叙情的。「ピアノの吟遊詩人」の名の通り、穏やかな演奏。ゲーザ・アンダ(1921-1976)はハンガリーのブダペスト生まれのピアニスト。フランツ・リスト音楽院でエルンスト・フォン・ドホナーニとゾルターン・コダーイに師事し、1940年にリスト賞を受賞している。1943年1月10日にはフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、フランクの交響的変奏曲を演奏。フルトヴェングラーはアンダを「ピアノの吟遊詩人」と讃えた。1943年からSP録音を開始している。アンダは第二次大戦の戦火を避けてスイスに亡命し、1955年にスイス国籍を取得した。米国にも1955年以来、17回もツアーを行っている。LPではDGGの印象が強いが、DGG以前の1950~51年にはテレフンケンに、1953~58年は英COLUMBIAと契約し、10数枚のモノラルLPレコードをリリースしていることはあまり知られていない。DGGの専属となったのは1959年で、以降フリッチャイ指揮で多くのメジャーPf協奏曲を録音した。これらのうちバルトークの第2/3番とベートーヴェンの三重協奏曲、モーツァルトの第21番/第17番はフランス・ディスク大賞を受賞している。またDGGには最初のモーツァルト:Pf協奏曲全曲録音を果たした。しかし日本での評価はいまひとつで、特に中古LP市場では人気が高いとは言えない。多くのピアニストがひしめく中で早い段階でコレクションの候補から外されてしまう事実は仕方がない。だがDGG録音でそれを決められてしまっては本人に気の毒というほかない。少なくとも1960年代初期録音は演奏・音質ともに良く、実際に聴いてみれば満足のゆく内容であることが解かるだろう。
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