商品コード:1373-051t[DGG] S.アスケナーゼ(pf) / ショパン:ワルツ全集(全14曲版)/ ワルツ1~14番
商品コード: 1373-051t
商品詳細:ほとんどがモノラル時代に活躍したピアニストなので、ステレオは極少。モノラル期とは打って変わって、大胆な打鍵と表情で、ショパンのワルツを自信満々に料理している。優雅な上に、力強さとイマジネーションを搔き立てる独自の間の取り方が、往年の巨匠らしい。全体にスピードは遅く、フランス的な洒落っ気とは別のセンスを感じる。ポーランド生まれの彼にとって、ショパンは得手の曲。後年はショパン・コンクールの出身審査員を務めた。'85年に死去。ステファン・アスケナーゼ(1896-1985)はポーランド生まれ。フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(モーツァルトの息子)の弟子であるクサヴェラ・ザハリャシェヴィチに7歳から師事。ウクライナ・ロシアンスクール出身!その後テオドール・ポラック、ウィーンでエミール・フォン・ザウアーに師事。1919年にウィーンでデビューした。1927年にブリュッセルへ移住し、1967年までブリュッセル王立音楽院で教鞭を執る。教育活動の傍ら、全欧や北米、アフリカなど世界各地へ演奏旅行を行う。批評家のフランツィシェク・ブジェジィンスキは「完璧なテクニック、的確な暗譜力、驚くべきピアノ・トーンの感覚、華麗な打鍵、そして何よりも並外れた才能と心を打つ解釈──これら全ての要素が、この若きピアニストを従来のヴィルトゥオーゾたちと肩を並べる地位へ一気に押し上げた。将来が極めて有望である」と評した。マルタ・アルゲリッチや内田光子の師である。ワルツ集は1963年のステレオ期になってからの遅い時期の録音だが、モノラル期に残したサロン音楽の代表格的なショパン演奏はここでも健在。ルバートを多用し、ステレオ期にはほぼ絶滅したかに思われたSP時代を彷彿とさせるテンポを揺らしたロマンチックなワルツを楽しむことができるLPである。曲順は独特で2番から始まり1番で終わる。何か意味があるのか不明だが、ピアニストにより曲順を変えるのが当時のトレンドであったからだろう。2番スタートいうのはめずらしく、2番をじっくり味わえる配列となっている。ステレオはオーディオファイルプレスといってよい高音質録音!アスケナーゼのステレオ録音は多くない!
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