商品コード:1373-049[DGG] M.ポコルナー(pf) / スメタナ:Pf小品集/海辺にてOp.17, ポルカOp.7-1 他
商品コード: 1373-049
商品詳細:ミルカ・ポコルナー ( 1930-2017)は、チェコ・フセチン生まれの女性ピアニスト。彼女は特に19世紀から20世紀の作曲家( フレデリック・ショパン、 ロバート・シューマン、 ベドジフ・スメタナ、 プロコフィエフ、 アラム・ハチャトゥリアンなど)の作品の解釈に優れていた。彼女はVilémKurz Jr教授に師事。プラハの舞台芸術アカデミーでIlonaŠtěpánová-Kurzová教授にも学んでいる。1953年に大学院での研究を終え、コンサート・ピアニストとしてデビューした。小さな田舎のチェコ・ピアノ・スクールの伝承者の一人ではあるが、意外に個性的で色香さえ感じる程の妖艶なオーラを出す女性。チェコ・ピアノ・スクールといえば、控えめで大人しい印象も持たれる方が多いと思うが、彼女はその中では異端児なのだろうか?しかも彼女は切れ味の良いスピード感という武器も持っている。来日時にもそのダイナミックな表現力を多くの批評家に絶賛された経歴を持つ。当盤もそういった彼女の特徴が活かされた名演であり、非常に鋭敏なピアニズムを堪能することが出来る。この録音はSUPURAPHONではなく、ドイツ国内で行われたDGG録音のようである。SUPURAPHONでは未発売と思われる。スメタナの全10曲のピアノソロ作品集という事でチェコ人以外が録音することはまずない曲集である。このローカル作品を発売する最良の方法はチェコ人ピアニストを招聘してドイツで録音を行う方法である。白羽の矢が立ったのがポコルナー であった。ドイツ人も隣国であるスメタナ作品には当然興味がある。しかしドイツ人ピアニストに楽譜だけ渡しても弾けるものではない。スメタナは意外にも相当数のピアノ・ソロ作品を作曲しており、多くが演奏されないまま謎に包まれていた。例えLP1枚分の一部でも知ることができればそれは大きな進歩であろう。チェコ文化発信の大きな機会となるはずである。ポコルナーによるこれらの録音はその第一歩となった。内容に関しては、ただ信頼する意外にない。高音質録音であり、一聴、本物を感じさせるクオリティと安心感を感じさせる演奏である。時期的にもステレオ・オーディオファイルプレス!かなりの珍品!
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