商品コード:1373-045[DGG] S.アスケナーゼ(pf) / ショパン:夜想曲全集(全20曲).
商品コード: 1373-045
商品詳細:日本では案外アスケナーゼの名は馴染み深いのではないだろうか、日本盤でよく見かけたからだ。久しく名を聞かなかったが、ステレオ期に2枚程録音を残して、DGGから離れたようだ(プライベート録音が数枚ある)。非常に情緒的なノクターンを聴かせてくれる。12"のバラ2枚に全20曲を収録している、今聴いても頬がほころぶ。但し最初の形は前半1-10番は10"×2枚で16 033-4 LPで発売。後半11-20番も10"×2枚で16 103-4 LPで発売。従って12"×2枚は再版となる。しかし流石に全曲聴くのに10"を4枚揃えるのは大変な上、状態の良い10"の入手は難しい。1枚でも欠けたら全集にはならない。その点12"×2枚は扱いやすく、2枚で20曲揃うことは悪くない。12"は1950年代後期のフラット盤であり、実際試聴したが音質はすこぶる良い。ポロネーズ集などでは曲の性質上、多少力の入った演奏もあったが、この夜想曲集では本物のサロン音楽になっている。これぞ、古き良き時代のショパン演奏。ポーランド直系ピアニストによるショパン:夜想曲全集。ステファン・アスケナーゼ(1896-1985)はポーランド生まれ。フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(モーツァルトの息子)の弟子であるクサヴェラ・ザハリャシェヴィチに7歳から師事。その後テオドール・ポラック、ウィーンでエミール・フォン・ザウアーに師事。1919年にウィーンでデビューした。1927年にブリュッセルへ移住し、1967年までブリュッセル王立音楽院で教鞭を執る。教育活動の傍ら、全欧や北米、アフリカなど世界各地へ演奏旅行を行う。批評家のフランツィシェク・ブジェジィンスキは「完璧なテクニック、的確な暗譜力、驚くべきピアノ・トーンの感覚、華麗な打鍵、そして何よりも並外れた才能と心を打つ解釈──これら全ての要素が、この若きピアニストを従来のヴィルトゥオーゾたちと肩を並べる地位へ一気に押し上げた。将来が極めて有望である」と評した。マルタ・アルゲリッチや内田光子の師である。
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