商品コード:1373-037n[MELODIYA] E.スヴェトラーノフ/ リムスキー・コルサコフ:シェヘラザードOp.35
商品コード: 1373-037n
商品詳細:エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928 - 2002)はモスクワ生まれの指揮者。グネーシン音楽大学でニコライ・メトネルの弟子のマリア・グルヴィチャの下で学ぶ。卒業後、指揮をアレクサンドル・ガウクに師事。1954年、音楽院第4学年の時からモスクワ放送交響楽団で指揮を開始する。1955年からボリショイ劇場の指揮者となり、1963~1965年には主任指揮者。1965年からスヴェトラーノフの黄金期といえるソビエト国立so.(現ロシア国立so.)の首席指揮者に就任。2000年までその地位にあった。MELODIYAにソビエト国立so.との非常に多くのオーケストラ作品を録音した。大半が作曲家ごとの全集録音となり、グリンカ以降の全てのロシア・ソビエト連邦の交響楽を録音するという念願をあと一歩で果たせなかったが、かなりの数のライブ録音やスタジオ録音に成功した。これはロシア作品ではあるがシリーズ録音とは別の1969年の単独録音。ゆったりと美しい序奏で始まり、 H.フリートハイムによるVnソロが幻想的に現れ、たっぷりと歌う。ティンパニのロールはさほど激しくなく、全体にゆったりと優雅に流れる。激しい演奏ではない。西側の激しい演奏と比較すると穏やかな演奏である。これ見よがしなところが全くない、スムースな自然体的演奏である。これまでのロシア人指揮者とはやや異なるタイプの演奏と言える。スヴェトラーノフは1978年2月にロンドンでEMIに再録音していて、そちらは更に大人しい印象である。パワーで押すロジェストヴェンスキーとは異なるスタイルで上品さが際立つ意外な演奏だった。
E.スヴェトラーノフの在庫一覧へ









