商品コード:1373-029n[MELODIYA] L.オボーリン(pf) / チャイコフスキー:ピアノ組曲「四季(12の性格的描写)」Op.37bis
商品コード: 1373-029n
商品詳細:L.オボーリンによるチャイコフスキーの「四季」で、MELODIYAで最初に録音された「四季」のLPである。チャイコフスキーによるピアノ作品の代表作でオボ―リンが手掛けた意味は大きい。オボーリンはロシア4大教師K.イグムノフ門下の愛弟子で、第1回ショパン・コンクールの覇者としても知られるロシア最大のピアニストである。当盤は彼のロシア時代の代表的な録音であり、得意のチャイコフスキー作品ということもあり、非常に完成度の高い名演である。一音一音のタッチが極めて繊細であることは勿論のこと、全体の構成も計算され尽くした完全無欠の1枚である。レフ・オボーリン(1907- 1974)はモスクワ生まれのピアニストで教育者。ウラディーミル・アシュケナージなど多くの優秀な弟子を世に送り出した。モスクワのグネーシン音楽学校で学び、ミハイル・グネーシンの姉でフェルッチョ・ブゾーニの高弟であったエレーナ・グネーシナにピアノを、アレクサンドル・グレチャニノフに作曲を師事。1921年にモスクワ音楽院に入学を許され、ピアノ科と作曲科に籍を置いた。コンスタンチン・イグームノフの高弟である。1927年に第1回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝を果たした。その後ポーランドとドイツで演奏旅行を行った。1945年までロシア国内で積極的な演奏活動を行った。教育者としては、1948年より母校モスクワ音楽院で教鞭を執った。主要な門人にウラディーミル・アシュケナージ、エカテリーナ・ノヴィツカヤ、ディミトリー・サハロフ、アレクサンドル・バフチエフ、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、アンドレイ・エゴロフ、ペーター・レーゼル、野島稔などがいる。第4回および第5回ショパン国際ピアノ・コンクールとリーズ国際ピアノ・コンクールで審査員を務めたほか、モスクワ、リスボン、パリ、ツヴィッカウのコンクールでも審査員に名を連ねた。多くの旧ソ連のピアニストがピアノ組曲「四季」を録音しているが、MELODIYAでの最初の録音がオボーリンであった。最初の録音にして完全無欠な演奏である。その後にいくつも録音が続くことになるが、オボーリンのレベルに到達する演奏はないと思われる。
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