商品コード:1373-011[VOX] R.バルヒェット(vn)/ モーツァルト:Vn協奏曲4番K.218, 6番K.268
商品コード: 1373-011
商品詳細:バルヒェットの4番には2種の録音がある。初回(1951年?)録音がゼーゲルケン指揮、2回目(1958年?)がラインハルト指揮。どちらもモノラル、オケも同じで、更に演奏も似ている為、混同されやすい。当盤は2回目の4番。再版と勘違いされやすいが4番はオリジナルとなる。しかし6番の録音は1度だけなので、6番の初出と当盤を揃えると重複してしまう。この時期のLPをオリジナルで揃える場合、そういった重複もしばしば起きる。4番が何故、指揮者が変わっただけの再録音を行ったのかは定かでない。あるいは最初の記載に誤植があって新番号で正しい記載を行った可能性は絶対にないとは言えないが、ここまで大きな誤りが放置されたとは考えにくい。正しい情報をお持ちの方がいらっしゃればご一報いただけたら助かります。いずれにしろ第一級の演奏であることに間違いはない。ラインホルト・バルヒェット( 1920 - 1962)はドイツ南西部のシュトゥットガルト生まれのヴァイオリン奏者。1942年、ドイツ各地で実施された放送オーケストラ「ライヒス=ブルックナー管弦楽団」で団員として活動を開始した。1946年、「シュトゥットガルト室内管弦楽団」のコンサートマスターとして迎えられ、兄ジークフリートも首席チェロ奏者として入団。1952年、「シュトゥットガルト・フィルハーモニー」のコンサートマスターに招かれた為、6年間務めた「シュトゥットガルト室内管弦楽団」を退団。この頃からバルヒェット四重奏団としての活動が本格化。 1955年、「プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団」のコンサートマスターに招かれ、3年間務めた「シュトゥットガルト・フィルハーモニー」を退団。フリッツ・ヴェルバーの声楽作品にも参加する事になる。 1962年3月、バルヒェットは、ヘルムート・ヴィンシャマンがフランクフルトで設立して間もない「ドイツ・バッハ・ゾリステン」のソリストとして来日。1962年6月5日、シュトゥットガルトで自動車事故のため死去。41歳であった。VOXレーベルを中心に多くの名演を残した名ヴァイオリン奏者である。バルヒェットの録音は外れなしといえるほどの高い音楽性を維持した類い稀なソリストであった!
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