商品コード:1375-062n[DGG] ケッケルトQt. / ハイドン:弦楽四重奏曲77番「皇帝」, スメタナ:弦楽四重奏曲1番「我が生涯より」
商品コード: 1375-062n
商品詳細:ルドルフ・ケッケルトをリーダーに結成された古い団体。ドイツ的テイストを色濃く持っている。剛と柔の絶妙なバランス。東欧の弦の美しさが前面に出た演奏とも、アメリカ系の強さが際立つ演奏とも異なる。中欧、欧州に見られるブッシュQt.あたりを源流としたスタイルのような気がする。リーダーの第1Vnが先行するタイプではなく、アンサンブルが均等で、中でもこれは珍しい録音。ハイドンは得意としているが、B面のスメタナに見られる渋いドイツ的な響きはチェコ系にない魅力! 1960年代に入りハイドンの太陽四重奏曲 Op.20・全6曲をステレオで録音した。このハイドンの77番は初期のモノラル単独録音である。ケッケルト弦楽四重奏団は1950年代初頭にドイツ・バンベルクで発足した団体で全員バンベルクso.(当時の名称はプラハ・ドイツpo.)のメンバー。ルドルフ・ケッケルト(チェコ人)/ヴィリー・ビュヒナー/オスカー・リードル/ヨーゼフ・メルツの4人で1953年5月~1956年11月までに全曲モノラル録音を行った。リーダーのルドルフ・ケッケルト(1913-2005)は ボヘミアのアウシッヒ近くのヴェルケ・ブジェズノ(現チェコ領)の生まれ。1938 年までプラハ音楽院のマスター クラスで学び、1939 年から 1945 年までプラハ・ ドイツ・ フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めた。第二次世界大戦後はレオポルト・モーツァルト音楽院(アウグスブルク)でヴァイオリン演奏の教授も務めた。 そこで アウグスブルクの地元オーケストラのコンサートマスターを務めた。このオケは1952 年にはバイエルン国立交響楽団という名前に変更された。ケッケルトは1949 年から 30 年間バンベルク交響楽団のコンサートマスターを務めた。1939 年、ケッケルトと元学生仲間は「ズデーテンドイツ弦楽四重奏団」を設立し、後に「プラーガー弦楽四重奏団」と改名。この団体は、1947 年からケッケルト四重奏団という名前でバンベルク(1949 年からミュンヘンを拠点)で演奏し、その後数年間に数多くのコンサートで名を馳せた。1950 年、ルドルフ ・ケッケルトは、アントン・ ブルックナー (1824-1896) による、これまで知られていなかったハ短調の弦楽四重奏曲を発見し、1956 年にウィーンで出版した。DGGで最初のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を録音して名を馳せた。この2曲は1950年代初期の録音でベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集と共通する、気品ある緊張感を保ち一糸乱れぬ合奏力を見せつける名演といえる演奏!
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