商品コード:1375-045[Club Français] C.モラーヌ(br)/ フォーレ:歌曲集(20曲)

[ 1375-045 ] Fauré, Camille Maurane, Pierre Maillard-Verger ‎– Mélodies Chantées Par Camille Maurane


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商品コード: 1375-045

作品名:フォーレ:歌曲集(20曲)/漁夫の歌(T.ゴーティエ) , 夢のあとに(R.ビュッシーヌ), この世で(A.シュリー=プリュドム) , ネル(C.M. ルコント・ドリール), 秋(A.シルヴェストル), ある日の詩(C.グランジャン)--1.めぐりあい, 2.いつの日も, 3.さらば, ゆりかご (A.シュリー=プリュドム), ひめごと(A.シルヴェストル), イスパハンのばら(C.M.ルコント・ドリール), 夜明け (A.シルヴェストル) , 贈り物(V.de リール=アダン) , 涙 (J.リシュパン), 墓地にて(同), ばら(C.M.ルコント・ドリール), 消え去らぬ香り(同), アルページュ(A.サメン) , 牢獄 P(P.ヴェルレーヌ), 夕べ(A.サメン) , もっとも心地よい道(A.シルヴェストル), 九月の森の中で(C.マンデス詩)
演奏者:C.モラーヌ(br)P.マイヤール・ヴェルジェ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:Le Club Français Du Disque
レコード番号:191
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 開口部に傷みあり
キズ情報:A面9時に極小~小9回出る点
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---水色白/黒浅中溝, フラット重量, スタンパー/マトリクス:NCA 382-2/N2CA 383, 1959年頃製造分(最古), ステレオ存在せず
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---紙ペラ, リブレット付き, ⓅⒸなし
トピックス:【入荷の少ない希少タイトル】---1959年4月7日パリでのモノラル録音, 録音技師:不明, プロデューサー:Philippe Thomas, 1959年頃頃Le Club Français Du Livreによりコピーライト登録・同年Le Club Français Du Disque:191(当装丁)にて初リリース, ステレオ存在せず, Musidisc‎:RC 693は疑似ステレオでの再版, ERATOより前のLe Club Français Du Disqueのオリジナル録音, 入荷の少ない希少タイトル, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★

商品詳細:C.モラーヌによるフォーレ歌曲集。フランス近代音楽を代表する作曲家の一人、フォーレの音楽は非常に美しい響きを持っている。それまでの機能和声にはない響きが、彼らフランス近代音楽の大きな魅力。そして何といってもモラーヌのフランス語によって、この曲の魅力がさらに増すのは容易に想像がつくだろう。想像だけでなく是非自分の耳で確かめていただきたい名演!1959年モノラル録音。この後ERATOに移籍する。ERATOにもフォーレ:歌曲集を録音しているがこれは旧録音。カミーユ・モラーヌ(1911 - 2010)はフランス・ルーアン生まれのバリトン歌手。男性歌手不振の日本でもモラーヌだけは昔から特別扱いを受けている。少年期、ルーアン大聖堂の聖歌隊で経験を積む。サン・エヴォード音楽院を経てパリ音楽院のクレール・クロワザのクラスで学んだ。彼が音楽にプロとして専念しようと決心したのは25歳の時だった。音楽院でオペラとコミックオペラの賞を受賞した1年後、彼は1940年に(まだ本名のカミーユ・モロー名義で)パリのオペラ・コミック座でマルタン・バリトン(楽に高音を出す軽い声の役)でデビューした。これが初舞台となった。クロード・ドビュッシーは、この典型的なフランス風の役のために「ペレアスとメリザンド」のペレアス役を書き、カミーユ・モラーヌは舞台、コンサート、ディスクでこの役を演じた。フランスのラジオで多くの仕事をし、オラトリオ、軽音楽、コミックオペラの夜会に何度も参加し、アンリ・ソゲの「マリアンヌの奇想曲」やダリウス・ミヨーの「オペラ・ミニット」、アルベール・ルーセルの「竪琴の誕生」など、珍しい曲に熱心に取り組んでいた。1962年からパリ音楽院の教授を務め、1981年にスコラ・カントルムに移って教鞭を執った。1983年にブール・ラ・レーヌ音楽院に転じて1985年まで後進の指導に当たった。1992年には初来日して東京芸術大学で講習会を開いた。1981年に退職するまで30年間パリの国立高等音楽院で教鞭を執った。完璧なフレージングを披露するカミーユ・モラーヌは、単に「歌う」のではなく、テキストに適切な音楽的、響きのある内容を与え、それを完璧に理解できるように表現しているようである。カミーユ・モラーヌの同時代人、ジャック・ヤンセン(1913-2002)、ミシェル・デンス(1911-2000)、ウィリー・クレマン(1918-1965)は、モラーヌに近い色調の声を持っていたが、より肉感的で、あまり「抑えられていない」声であった。ジェラール・スゼー(1918-2004)はカミーユ・モラーヌが録音しなかった曲で演奏に新風を吹き込んだが、残念ながら、その声はすぐに気取った声とビブラートに支配されてしまった。「マルタン・バリトン」における唯一無二の歌手として、モラーヌの名声が揺らぐことはないであろう。

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