商品コード:1375-005[VSM] W.ランドフスカ(cemb) / バッハ:ゴルトベルク変奏曲

[ 1375-005 ] Bach, Wanda Landowska – Variations Goldberg


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商品コード: 1375-005

作品名:バッハ:ゴルトベルク変奏曲B.988/--Aria-- Variation No. 1~ Variation No. 16-- | -- Variation No. 17 ~ Variation No. 30 (Quodlibet)--Aria
演奏者:W.ランドフスカ(cemb)
プレス国:フランス, France
レーベル:La Voix De Son Maître
レコード番号:FALP 137
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7/6
評価/ジャケット:B : 一部欠損あり・補修済み
キズ情報:A面1時に線状凸あり・微かに55回出る・影響は僅かだが6とした
レーベルタイプ:【フランスでのLP・第2版】---銀大ニッパー内溝, 9時にMade in France, フラット重量, スタンパー/マトリクス:EO LRC 3872 9S/EO LRC 3873 5S, 1954年頃の製造分Pathéプレス(最古ではない)
ジャケット:【フランスでのLPのオリジナル】---折返両面紙ペラ, 5時に薄茶ベース□ニッパー La Voix De Son Maître, ⓅⒸなし
トピックス:1933年11月9日/13-15日パリ・Studio Albert, Paris・でのSP録音, 録音詳細不明, 当初EMIグループからSPで初リリース(番号不明), フランスでは1952年頃Pathé MarconiによりLPへの復刻が行われ同年La Voix De Son Maître:FALP 137(銀大ニッパー内溝レーベル・9時にDisque Invassable・フラット盤・当ジャケット入り)にて初リリース→1954年頃銀大ニッパー内溝レーベル・9時にMade in France・フラット盤・当ジャケット入り(当アイテム)に変更, これは第2版盤入り初期盤, 英国では1954年フランスから送られたマスターによりHis Master's Voice:ALP 1139(金大ニッパー中溝レーベル・フラット盤・ホタテ貝ジャケット入り)にて初リリース, フランスのFALP 137が世界初の復刻LPである, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:1952年アカデミー・シャルル・クロのグランプリ・ディスク受賞。ランドフスカの初回1933年録音のSP初復刻盤。この録音は既にLP初期には復刻されていて、重要な録音だったことが窺われる。彼女は1945年にもRCA録音の2回目目があるが、やはりこのSP録音こそ、彼女の本質を表している。チェンバロ(ピアノも含め)で演奏された世界最初の録音だった。今聴いても、色褪せることのない彼女の意志が伝わってくる。音質はかなり良い。これは最初の1933年録音のフランスでの初復刻LPである。COLHではリリースされていない。理由はCOLHシリーズが始まる以前の1952年頃LP発売されたからである。バッハ:ゴルトベルク変奏曲は20世紀前半には、ほとんど演奏される事はなかったらしく、ウィルヘルム・バックハウスとクラウディオ・アラウが1930年代にピアノで公に演奏したが、1933年5月にランドフスカが初めてチェンバロで演奏した。そして6ヵ月後、彼女はPathé Marconiのためにパリで同曲を録音したのである。これはチェンバロによる公式な世界初録音となった。1945年には米国RCAヘ2回目の録音を行った。当時もバッハの鍵盤楽器用音楽をピアノで弾くべきでないという風潮はあったが、彼女はこれを強く支持した。その影響は決して小さいものではなく、彼女がアメリカに渡ってからは、若いピアニストがバッハをピアノで弾くことは時代遅れでありほとんどタブーと見なされることになったという。その風潮はグレン・グールドの「ゴルドベルク変奏曲」により消え去り、以降はバッハの曲をピアノで演奏することは当然のこととなった。ランドフスカの楽器はモダン・チェンバロと呼ばれ、1912年、フランスのプレイエル社ヘの二段鍵盤の特注品である。現在ではモダン・チェンバロは過去の遺物と見なす風潮がある。ピリオド楽器と比べ音量も大きく、フレームも金属製、弦も太く、低域も強く出る為に太い音が出る特徴がある。ピリオド楽器とは別の楽器と考えるべきだろう。ランドフスカはこのモダン・チェンバロの特性を活かし切った演奏家である。しかし出来上がった演奏を聴けば楽器の違いなど些末な事であると感じる程、豊かな表情である。この演奏が物語るものは音楽は楽器ではなく表現そのものであるという事だろう。

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