商品コード:1376-063nb[ERATO] G.コセ(va)/ ブラームス:Vaソナタ1番Op.120-1, Vaソナタ2番Op.120-2
商品コード: 1376-063nb
商品詳細:1984年1月21日ラジオ・フランスの協賛で録音され、なんと同年1月27日に発売になったフランス史上最も早いリリースを実現したLP。ジャケットにはデジタル録音とあるが実はアナログ版とデジタル版の2種が用意されて選べるようになっていた。ERATOのデジタル初期にとられた手法。これはアナログ版である。STU番号はアナログ、デジタルはNUM番号である。この録音のデジタル版には「アルトのための2つの歌Op.91」(アルト歌手・N.シュトゥッツマンとデュシャーブル)がおまけで付き4曲入りで発売された(NUM 75261)。全く同じでない所は新しい発想。レコードファンならばアナログ版がお好みだろう。演奏はブラームスのクラリネット・ソナタOp.120をヴィオラで演奏したもの。1980年代に入るとERATOは演奏家たちを刷新。若い実力派達に機会が与えられた。伝統的な手法ながら新しい感性で聴き慣れた名曲がよみがえる。遅めのテンポでヴィオラの渋い音が美しい。ジェラール・コセ(1948-)はフランス・トゥールーズ生まれのヴィオラ奏者。オーギュスタン・デュメイ、エマニュエル・クリヴィン、シャルル・デュトワ、ケント・ナガノといった音楽家たちと管弦楽と室内楽の両方で共演してきた。1970年代半ば、ピエール・ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランの創設メンバーであり、ソロ・ヴィオラ奏者として国際的に認知されるようになった。彼のディスコグラフィーはCDを合わせ30枚の録音に及ぶ。コセは、1560年にガスパロ・ダ・サロが製作したヴィオラを使用している。聴いた印象では太くたくましい音を持つ奏者である。ヴィオラに付き物の靄付いた印象がなく、随分とクリアな音をだすヴィオラ奏者である。演奏は現代風であまりテンポはいじらず、音のためは少ない。ストレートな表情だが、音そのものに含蓄を感じる、頼もしいヴィオラ奏者といった印象。今回デジタル・プレスも同時に入荷したので違いをお知らせする。(1376-064n参照)
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