商品コード:1376-061[ERATO] F.ロデオン(vc)/ シューマン:幻想小曲集Op.73, アダージョとアレグロOp.70 他
商品コード: 1376-061
商品詳細:1981年シューマン室内楽シリーズがあるが、これはそれ以前の1977年のシリーズ番外。Vcのフレデリック・ロデオンは1952年仏生まれ、1977年ロストロポーヴィチ国際コンクール優勝者。若手ではあるが、この人は音色に良いものを持っている、表情豊か。このシューマンも'70年代後半とは思えない豊かな情感。優しくふんわりしたピアノとのコラボで、全体に包み込むような表現。ストレートな表現が好みの方には厳しいが、どこか懐かしさを憶える郷愁がある。フルニエにも似た、しっかりふくよかな柔らかい音色を持つチェリスト。今はラジオパーソナリティとして有名らしい。演奏・音質とも1970年代フランスらしい第一級のLP!民謡風の5つの小品集Op.102以外はチェロとピアノ用に編曲された版での演奏。また民謡風の5つの小品集Op.102はチェロとピアノ、あるいはヴァイオリンとピアノのための作品でチェロとピアノ演奏が多いものの100%チェロとピアノのためのオリジナル作品ではない。シューマンはチェロ協奏曲を作曲したがチェロ・ソナタは書いていない。またチェロとピアノのための作品は慣例的にチェロとピアノで演奏される民謡風の5つの小品集Op.102以外にオリジナル作品はない。従ってシューマンのチェロとピアノの作品集を作る場合、多くの編曲作品を用意することになる。フレデリック・ロデオン(1952-)、パリ生まれ。アルベール・テタールにチェロの手ほどきを受けた後、パリ音楽院でアンドレ・ナヴァラにチェロ、ジャン・ユボーに室内楽を学ぶ。1950年代生まれには珍しく、ステレオ録音でさえ、かなりの重量級の重たい低音をさせる奏者である。ややテンポ感が弱く鈍重な印象もあるが、この時代でこれだけの重量級のチェロ奏者は珍しい。メンデルスゾーン:Vcソナタ集と同様ダリア・オヴィラのピアノ伴奏。
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