商品詳細：初入荷の希少タイトル。1980年の発売。パッヘルベルの有名なカノンから始まるLPだが、演奏は全てアルス・ノヴァ金管五重奏団によるブラスのみの演奏。楽器の内訳はトランペット×2、ホルン、トロンボーン、チューバの5人である。カノンの原曲は「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」で室内楽として演奏されるのが通常である。1968年、ジャン=フランソワ・パイヤールの室内管弦楽団によって室内オーケストラ版が録音され、この曲の運命を大きく変えた。以来様々な編曲版が存在する。中でもこれは珍しいエリー・レイモンによる金管五重奏版の編曲である。始めて金管五重奏版を着てみたが、内容は悪くない。ブラスバンドに興味のある方には面白い演奏だろう。LPの注釈にも「頑固な低音のカノン」とあるように恐らくチューバの低い音がガイド音となって管楽器が1本ずつ増えて行き5菅となってテーマが進行する。メロディはトランペットが担当、残りは通奏低音の役目で完全に金管楽器のみで演奏される「カノン」となっている。A面にはパッヘルベルの組曲2つ(変ロ長調とト長調)がやはり金管五重奏に編曲されて演奏される。A面最後は「17世紀から未出版」とのタイトル付きのソナタ「バンケルスアンゲルの歌」がR.キング編金管五重奏版)で演奏される。原曲は何の楽器であったか不明。A面は全4曲の金管五重奏による曲である。B面はケルビーニの8曲の行進曲が収録されるが、これもオリジナル曲ではないと思われる。 6つのパ・ルドゥブレと2つの行進曲を合わせた8曲。パ・ルドゥブレは「速歩行進曲」と訳される。

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