商品コード:1376-045[ERATO] J.F.パイヤール/ ラモー:六重奏用に編曲された6つのコンセール
商品コード: 1376-045
商品詳細:ラモーの六重奏は全19曲からなるコンセール用のクラヴサン曲集(Cemb、Vn、ヴィオール)を六重奏用に編曲したもので全6曲。1枚のLPに収め、ラモーらしい後期フレンチ・バロックの真髄を味わえる。オペラとCembソロ曲に大きな作品を残したラモーだが、室内楽的曲種がすっぽり抜けている。それを埋めてくれる貴重な曲。記載はないが、優れた奏者達の集まりと思われる。1950年代にピエール・メネがBAMにモノラル録音を残したが、広く知られるようになったのはパイヤールの録音からである。そのためこの曲の決定版として知られる。フレンチ・バロックを手軽に味わえる優れた録音。原曲は「コンセール形式によるクラヴサン曲集」であり、それを弦楽六重奏へ編曲したものである。第6番は、ラモーの新クラヴサン曲集からの4曲を編曲したものとなっている。ただ、ラモー自身が編曲したものではなく、編曲者は不明。更に実際に弦楽六重奏で演奏した録音は稀で、室内オーケストラで演奏されることが多い。当盤も弦楽合奏版で演奏されている。逆に四重奏に編曲して演奏される場合もある(クイケン他・Accent:ACC 9493)。「コンセール形式によるクラヴサン曲集」はチェンバロ独奏を指すものではない。1970年代フランスでコンセールは管弦楽組曲を意味する言葉である。クラヴサンとともにいくつかの楽器が活躍する室内楽形式となった室内楽である。勿論クラヴサンが主体となっており、場合によってはそれだけで演奏される例もある。作曲者も奨励しており、録音も複数出ている。「コンセール形式によるクラヴサン曲集」は全6曲で第6番は前記のように編曲時に6曲1セットとするため別曲から創作されている。従って六重奏への編曲は演奏団体を固定するのに役立つ理にかなった編曲であり、弦楽合奏版もしかりである。ここでは10人程度の編成のようで、優美な雰囲気が出た良質な演奏である。J.F.パイヤール指揮ジャン・フランソワ・パイヤール室内o.の演奏はこれまでの多くの録音と同様、極めてクオリティが高いものである。
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