作品名：ヴォルフ・コンサート/弦楽合奏のための「イタリア風セレナーデ」, 交響詩「ペンテジレーア」(全3楽章) | ゲーテ歌曲集(全40曲)～第9曲 ミニヨン, メーリケ歌曲集(全53曲)～第28曲 祈り, 同～第30曲 新しい愛, 同～第31曲 私の慰めはどこに, ゲーテ歌曲集(全51曲)～第1曲 竪琴弾き I, 同～第2曲 竪琴弾き III, 同～第3曲 竪琴弾きIII, , 同～第49曲 プロメテウス, メーリケ歌曲集(全53曲)～第44曲 火の騎士(合唱曲版)

レーベルタイプ：【ドイツでのオリジナル(フランス発売分)】---青2本線幅広内溝, ブルーライン, レーベル記号:GY8(最古), Ⓟ1969(刻印のみ), グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:S1/2S2・S1/2S2, Time Code:B9/B9・B9/B9, 1969年頃製造分(最古)

ジャケット：【フランスでのオリジナル】---4方開両面ツヤ厚紙背黄布貼W, 歌詞リブレット綴込み, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし

トピックス：1968年9月25日ウィーン・Grosser Musikvereinssaal, Vienna・でのステレオ録音, 録音技師:Heinz Wildhagen, プロデューサー: Karl Faust, 録音監督:Rainer Brock, 1969年Deutsche Grammophon Gesellschaftによりコピーライト登録・同年DGG:139 426-7 SLPM(青2本線幅広内溝GY8レーベル・両面コートWジャケット入り)にて初リリース, フランスでは1969年仏DGG:139 426-7(当装丁)のドイツ盤がフランス製Wジャケット入りの形で初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, 「ヴォルフ・コンサート」と題されたスタジオ録音, モノラルは存在せず, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細：ヴォルフ・コンサートと題されたヴォルフの多種多彩な曲種の2枚組。ヴォルフは歌曲で有名だが、ここでは歌曲の他管弦楽2曲、「イタリア風セレナーデ」と交響詩「ペンテジレーア」(全3楽章)が1枚目に入る。2枚目のA面はイヴリン・リアーがソロの管弦楽付き歌曲4曲。2枚目のB面はトマス・ステュアート(br)がソロの管弦楽付き歌曲4曲。最後のB面5曲目はソロ歌手ナシの混声合唱曲版で「火の騎士」がウィーン青少年choとO.ゲルデス指揮ウィーンsoにより演奏される。この「火の騎士」は元々通常の歌曲であるが、合唱曲版での演奏としている。「ヴォルフ・コンサート」にふさわしい多彩さを演出したのだろう。ヴォルフの歌曲といえば通常ピアノ伴奏であるが、ここでは全て管弦楽付きとしている。勿論原曲はピアノ伴奏だが、ここでも「ヴォルフ・コンサート」を意識した編曲版である。歌曲でE.リアー(s)が4曲、ステュワート(br)が4曲、オケ付きで歌っている。イタリア風セレナーデはよく知られているが、録音の少ない交響詩「ペンテジレーア」はなかなかの傑作。映画音楽にそのまま使えそうな、豊かなイメージの描写音楽。知られざるヴォルフの世界に触れられる!滅多に演奏されないヴォルフの管弦楽作品が興味深い。また歌曲も全て管弦楽付きであり、ピアノ伴奏版とは異なる印象になる。イヴリン・リアー(1926 - 2012)は米国ブルックリン生まれで1957年からベルリン高等音楽院で声楽を学び、主にドイツ、英国で活躍したソプラノ歌手。R.シュトラウスとH.ヴォルフを得意とし、ヴォルフ歌曲集をピアニストのエリック・ヴェルバと録音していて、ヴォルフ歌曲のスペシャリストといえるソプラノ歌手である。DGGが企画制作した「ヴォルフ・コンサート」はアイディアとしては良い企画といえる。種類の異なる曲種が楽しめるのが良い。この番号にはチューリップ・レーベルは存在しない。

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