商品コード:1376-026[DGG] E.リアー(s)/ R.シュトラウス:歌曲集(14曲)
商品コード: 1376-026
商品詳細:イヴリン・リアー(1926 - 2012)は米国ブルックリン生まれのソプラノ歌手。本名はイヴリン・シュルマン。ジュリアード音楽院でピアノ、ホルンと声楽を学ぶ。フルブライト・プログラムにより、1957年からベルリン高等音楽院で声楽を学び、1959年にロンドンでリヒャルト・シュトラウスの《四つの最後の歌》を歌って歌手としての活動を始めた。そして、同年のベルリン・ドイツ・オペラにおけるリヒャルト・シュトラウスの《ナクソス島のアリアドネ》の上演で作曲家役を歌ってオペラ歌手としての初舞台を踏んだ。以後、1964年までベルリン・ドイツ・オペラの専属歌手として活動した。1960年にはウィーンでカール・ベームの指揮によりアルバン・ベルクの《ルル》の表題役を歌って成功を収めた。1963年にはミュンヘンでのヴェルナー・エックの《サン=ドミンゴ島の結婚》の初演に参加している。1965年にはコヴェントガーデン王立歌劇場に於けるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》の上演でドンナ・エルヴィーラを歌ってイギリスでのオペラ・デビューを飾り、同年にカンザス市のパフォーミング・アーツ・センターでゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの《ジュリオ・チェーザレ》の上演にクレオパトラ役として参加し、米国でのオペラ・デビューを果たした。2012年、メリーランド州サンディー・スプリングスにて死去。米国生まれだが欧州で活躍した歌手である。これは1964年頃DGGから発売されたR.シュトラウス:歌曲集で14曲が抜粋されている。伴奏はR.シュトライヒとも共演したエリック・ヴェルバ。R.シュトラウスの歌曲をこれだけ纏まって録音した歌手は少ない。リアーの声質は好みもあるがオペラにも対応したパワーも備えた実力派である。コロラトゥーラとは言えないまでも、かなり広い音域を出せるソプラノ歌手である。R.シュトラウスの作品によく合う声質といえる。大人の雰囲気を持った、しっとりした表情が好きな人には、たまらないだろう。その後もこの役を何度も再演することになった。それでリヒャルト・シュトラウス作品に思い入れがあるようである。ピアノ伴奏の歌曲録音は少なく、他にH.ヴォルフ:歌曲集を同じくエリック・ヴェルバと録音、またヴォルフ:管弦楽付き歌曲4曲がある。時期的にはこのシュトラウス:歌曲集がリアーの最初のDGG公式録音となった。
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