商品コード:1377-060[HMV] M.ベロフ(pf)/ ストラヴィンスキー:ストラヴィンスキー:Pf協奏曲, カプリッチョ, Pfと管弦楽のための楽章,

[ 1377-060 ] Michel Beroff / Stravinsky / Seiji Ozawa, Orchestre De Paris – Capriccio • Mouvements • Concerto For Piano And Wind Orchestra


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商品コード: 1377-060

作品名:ストラヴィンスキー:Pfと管弦楽のための協奏曲 | Pfと管弦楽のためのカプリッチョ, Pfと管弦楽のための楽章
演奏者:M.ベロフ(pf)小澤征爾指揮パリo.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:His Masters Voice
レコード番号:ASD 2770
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---カラー切手ニッパー, グルーヴガード厚手, Ⓟ1972(9時)・最古, スタンパー/マトリクス:11 698 B -1G/11 698 A -1G (最古), 1972年頃製造分(最古), 赤白SCニッパーレーベル存在せず
ジャケット:【英国でのオルジナル】---折返表コートペラ, Ⓟ1972Ⓒなし, ジャケ裏年号:なし(最古)
トピックス:【入荷の少ない英国盤!】---1971年10月パリ・サル・ワグラムでのステレオ録音, 録音技師;Paul Vavasseur(VSM), プロデューサー:Marvin Schwartz(米Angel), 共同プロデューサー: David Mottley, Eric Macleod(EMI), EMIグループ内での米国=フランスの共同制作, 米国では1972年7月 Capitol Industries, Inc.によりコピーライト登録・同年Angel Records:S-36875(ベージュ/黒レーベル)にて初リリース, 小澤は当時Angelに籍があった為Angelが優勢的な音源保有者となりマスターはAngelが製作・英国ではAngelのマスターを使用して1972年His Masters Voice:ASD 2770(当装丁)にて初リリース, これは英国での初年度リリース分オリジナル, 英国盤は当社2度目の入荷の希少番号, フランスでは1972年La Voix De Son Maître:2C 069-11698にて初リリース, ドイツでは1972年ELECTROLA:1C 063-11698にて初リリース

商品詳細:1971年10月のパリ。ミシェル・ベロフがまだ20歳代前半、一方、小澤征爾が30代の本当に脂の乗り切った時期で、互いに上昇気流に乗っていた時期の共演。小澤征爾は1970年頃からパリ管弦楽団に招かれ数点の録音を残している。1970年10月にはチャイコフスキー:交響曲第4番、1972年4月にはストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」が知られる。パリ管弦楽団は1967年、パリ音楽院管弦楽団を発展的に解消し、シャルル・ミュンシュを音楽監督に迎えて新たに設立されたオケである。この際に団員の7割近くが入れ替わり、全仏から優秀な奏者が選抜されて新加入しているのでパリ音楽院管弦楽団が名称変更した同一団体ではない。新しいフランスのオケとみて間違いない。フランス文化省の大臣アンドレ・マルローはこの新しいオケで新しい試みを目論んでいたと思われる。第3世界からも優秀な指揮者を客演させ、国際的に開かれたオケを目指していた点は想像に固くない。その方向性に小澤征爾の存在はぴったりだったに違いない。それまで活躍の場が米国に限られていた小澤征爾がパリにやって来た。録音もEMI系でありDGGとはクオリティが異なる。この録音が行われた1971年は、ヘルベルト・フォン・カラヤン が、1968年に急逝したシャルル・ミュンシュの後任として音楽顧問に座ったが、それは名前を貸しただけと等しく、カラヤンはパリ管弦楽団とは僅かなLPしか録音していない。この時期は客演大歓迎のタイミングだった。1974年にはチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」も録音している。小澤征爾はパリ管弦楽団の常任指揮者ではないが常連指揮者といっても差し支えない状態である。小澤征爾自身もパリ管弦楽団の常連となることで増々国際的指揮者としての名声を高めていった。そのような背景で録音されたストラヴィンスキーのピアノと管弦楽の作品3曲。ピアノのミシェル・ベロフ(1950-)はフランスヴォージュ県エピナル出身の新進気鋭のピアニスト。1967年の第1回オリヴィエ・メシアン国際コンクールに優勝する。EMI系に籍を置き、多くの録音を残した。二人の共演はLP時代ではこれが最初で最後。メシアンを得意としたベロフだけにストラヴィンスキーに対しても違和感はない。お互いのエネルギーをほどよくぶつけ合い、スリリングともいえる演奏となっている。意外なほど小澤はパンチの効いたオケで盛り上げる。

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