商品コード:1377-057[HMV] J.デュ・プレ(vc)/ ディーリアス:告別の歌, 夜明け前の歌, Vc協奏曲

[ 1377-057 ] Delius, Jacqueline Du Pré / Royal Choral Society ∙ Royal Philharmonic Orchestra ∙ Sir Malcolm Sargent


通常価格:¥ 4,950 (税込)

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商品コード: 1377-057

作品名:ディーリアス:管弦楽伴奏付合唱曲「告別の歌」(全5曲)-- 1. How sweet the silent backward tracings! (Double Chorus)-- 2. I stand as on some mighty eagle's beak (Chorus)-- 3. Passage to you! O secret of the earth and sky! (Chorus)--4. Joy, shipmate, joy! (Double Chorus)--5. Now finale to the shore (Chorus), 管弦楽「夜明け前の歌」 | Vc協奏曲
演奏者:J.デュ・プレ(vc)M.サージェント指揮ロイヤルpo./ロイヤル合唱協会
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:His Master's Voice
レコード番号:ASD 644
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7/6
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面2時に極小20回出るスレあり→6
レーベルタイプ:【英国でのステレオ・オリジナル】---赤白SCニッパー, グルーヴガード厚, Ⓟ1965, スタンパー/マトリクス:2YEA 1075-3G/2YEA 1073-3G, 1965年頃製造分(最古), W/Gレーベル存在せず
ジャケット:【英国でのステレオ・オリジナル】---三方折返表コート, ⓅⒸ1965, ジャケット裏年号:なし
トピックス:告別の歌:1964年4月22/23日, 日の出前の歌:1965年3月2日, チェロ協奏曲:1965年1月12/14日ロンドン・アビー・ロード・第1スタジオでのモノラル/ステレオ録音, 1965年E.M.I.Records (The Gramophone Co. Ltd)Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年His Master's Voice:ALP 2097/ASD 644(当装丁)にて初リリース, これは英国ステレオ初年度リリース分オリジナル, 盤質7以上なら30.000円はする高額盤!, 1972年ASD 2764でディーリアスとエルガーの協奏曲がカップリングされ再版される, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:ジャクリーヌ・デュ・プレにとって3枚目のLPとなるALP 2097/ASD 644は収録当時19歳であった。実はこの録音がデビュー録音だったらしい。このLPはデュ・プレの協奏曲であるB面ばかりに注目が集まるが、実はA面の告別の歌(全5曲)と夜明け前の歌もステレオでは初録音の珍しい録音となる。「告別の歌」は合唱と管弦楽のための作品で、ディーリアスの晩年の作品の一つ。この曲は、人生の終焉をテーマにしており、静かで瞑想的な雰囲気を持つ美しい作品。ディーリアスの人生観や死生観を反映した、彼の音楽の集大成とも言える作品である。ロマン主義音楽の一つの流れを汲み、特に自然描写や感情表現に優れていると評価されている。アンドリュー・デイヴィス、ヒコックスらの録音もあるが、この録音がLPにおける初の全曲録音と思われる。サー・マルコム・サージェントは1932年にこの曲をSPで世界初録音したらしい。サー・ジョン・バルビローリもディーリアスを得意としたが「告別の歌」は未録音と思われる。チェロ協奏曲の陰に隠れているが、EMIがこちらをA面としたのはそれなりの理由がある。チェロ協奏曲ではなく「告別の歌」の方が当LPのメインだったのである。A面最後の「夜明け前の歌」は「日の出前の歌」とも訳された、日の出前、自然が目覚めてくる雰囲気を描いた曲で3部形式による管弦楽のための小品。穏やかで温かな曲調はディーリアス・ファンでなくとも感銘を受けるに違いない。作曲家F.ディーリアス(1862-1934)は日本ではメジャーとも言えない立場であるが、J.デュ・プレだけでなく、A面に配された2つの管弦楽作品を是非愉しんで戴きたい。B面には20歳になる直前(12日前)に録音されたVc協奏曲が収録。英国作品であるディーリアス:Vc協奏曲はまだマイナー作品扱いで録音も少なかった中で、デュ・プレの録音は大きなインパクトを与えた。16歳でロンドンでデビューしたデュ・プレは1962年に生地ブラッドフォードで催された生誕百年記念「ディーリアス音楽祭」に招かれ、17歳の誕生日直後の1月29日にディーリアス:チェロ・ソナタを演奏している。1962年から65年までの毎夏、デュ・プレは四年連続してロンドンの「プロムズ」出演を果たし、その度に十八番のエルガーの協奏曲を披露している。伴奏指揮はいつも決まってサージェントであった。1965年8月に録音されたエルガーの協奏曲とともにデュ・プレの名は世界に知られた。その後1972年ASD 2764でディーリアスとエルガーの協奏曲がカップリングされ、それぞれ初出盤に収録されていた管弦楽作品は顧みられることが少なくなってゆく。EMIがA面としたディーリアスの管弦楽作品に注目戴きたい。

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