商品コード:1377-017n[DGG] アマデウスQt. C.アロノウィツ(va) / モーツァルト:弦楽五重奏曲3番K.515,
商品コード: 1377-017n
商品詳細:アマデウスQt.の弦楽五重奏には、大きく分けてモノラル録音とステレオ録音の2種がある。モノラル録音の全曲録音は存在しない。ステレオは時期がバラバラでシリーズ化したものはないが1970年代に全集箱が発売された。アマデウスQt.も、また例に漏れず初回モノラル録音がどう聴いても良い。Vaにアロノヴィツを迎え、当時のバルヒェットQt.やブダペストQt.らと比べても充分張り合える内容。K.515は余裕を持って1枚に。しかしプレスは少く殆ど入荷はない。モーツァルト的躍動感がある重心の低い安定したタイプ。ステレオの前のモノラル録音。ステレオが多いアマデウスQt.だが、こうやってモノラルを聴いてみると、彼らの最大の欠点である表現の強さ、一本調子なところがほとんど感じられず、なかなか良い演奏で驚いた。またバランス重視型の団体と思っていたが、案外、第1Vnに唄わせていて、古風な風情も持っている。なかなかの発見だと思う。音楽的内容で言うならば、モノラル録音の方がずっとモーツァルトらしくて良い。アマデウスQt.は1948年にロンドンで結成された弦楽四重奏団。第1ヴァイオリン - ノーバート・ブレイニン、第2ヴァイオリン - ジークムント・ニッセル、ヴィオラ - ペーター・シドロフ 、チェロ - マーティン・ロヴェットでデビューし、1987年シドロフの死による解散まで39年間という長きに亘り完全同一メンバーで活動を行った団体であった。芸風はウィーン的であり、ドイツ・オーストリア風とみなされていた。DGGへの録音で世界にその名が知られたが、DGG以前のモノラル期にも相当数の録音がある。1950年頃からDGGに録音を行うがDGGだけでも長い期間に亘り、同じ曲を何度も録音している。モノラル期とステレオ期で何方も録音している曲も多い。モーツァルト:弦楽五重奏曲には統一的な録音は存在しない。
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