商品コード:1377-001t[MELODIYA] S.リヒテル(pf) / バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻BWV.846~869

[ 1377-001t ] Swjatoslaw Richter(pf) Bach Das Wohltemperierte Klavier Book-I B.846-869


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商品コード: 1377-001t

作品名:バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻(全24曲)B.846~869/Prelude & Fugue 1 In D Major , BWV 846~Prelude & Fugue VIII In E Flat Minor, BWV 853 | Prelude & Fugue 9 In E Major, BWV 854~ Prelude & Fugue 18 In G Sharp Minor, BWV 863 | Prelude & Fugue 19 In A Major, BWV 864~ Prelude & Fugue 24 In B Minor, BWV 869
演奏者:S.リヒテル(pf)
プレス国:旧ソ連, Soviet Union
レーベル:MELODIYA
レコード番号:CM 02987-92
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, バラ3枚セット, 3 single records set
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧ソ連での第2版世代】---青/銀SL(シングルレター)×3, グルーヴガード厚手, ГОСТ 5289-なし, TУ-43.10.1.74, スタンパー/マトリクス:33CM02987 4-4 1/33CM02988 4-5 2--以降省略, 露/英語表記・国内/輸出共用仕様, 1975年頃の製造分, モスクワ・アプレレフカ「Aprelevsky」アプリラフスキー工場製作
ジャケット:【旧ソ連での第2版世代】---両面紙ペラ×3(モスクワ・オールユニオン), ⓅなしⒸ1971, 製作/印刷:Всесоюзная студия грамзаписи. Запись, 3枚とも異なるデザインのバラ×3枚
トピックス:第1巻:1970年7月21-31日ザルツブルク・クレスハイム城(Schloss Klessheim)・エリザベート教会(Elisabeth Kirche)でのEURODISC=MELODIYA共同制作によるステレオ録音, 録音技師:Horst Lindner, プロデューサー:Fritz Gans, MELODIYAとEURODISCの共同制作で録音はEURODISC側が行った, ドイツでは1970年EURODISC:80 648 XKで初リリース(灰/黒レーベル)→80 648 XK(金/黒レーベル), 旧ソ連では1971年MELODIYA:CM 02987-92(DLレーベル・箱入り)にて初リリース(高額)→1975年頃同一番号(当SLレーベルが箱入り/バラ3枚)→1981年頃同一番号(ゴシックレーベル), これは1975年のSLレーベル・第2版(市場に多くがこのレーベル), DLレーベル・オリジナルは過去2度入荷しただけの超希少盤で高額で知られる(60.000+税), ETERNA:826 602-4, 仏シャン・デュ・モンド:LDX 78525-7などで発売された, DLレーベルは第1巻のみ存在・第2巻にはDLレーベルは存在しない, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:1970年(第1巻)と72-73年(第2巻)にザルツブルクの宮殿でスタジオ録音されたもの。今以って一つのスタンダードとしての価値は揺るぎない。正直、音像が遠い録音は優秀とは言い難く、また各国様々なプレスがそれぞれ異なる音質で、複雑な様相を呈する。厳密には独EURODISCがオリジナル。人気はMELODIYAとETERNAに二分。特にMELODIYAの柔らかい音質はリヒテルの幻想的スタイルを更に良い雰囲気に。完全な形での入手は難しい。一つあって然るべき内容。最新の情報でこういうものがあった。「従来クレスハイム城での録音と信じられてきたが、実は第1巻はそれ以外にエリザベート教会(クレスハイム城と同じく、ザルツブルク市内にあります)でも録音していた、また第2巻も、実はウィーンのポリヒムニア・スタジオ録音分が入っていたとのこと。ただし、具体的にどの曲がどこの録音か、というところまでは残念ながら分かりません。」その為か曲により録音状態にバラつきがあるらしい。特に第1巻にはテープヒスが多いらしい。また第1巻はピアノの音が引っ込んでいて音質はお世辞にも良いとは言えない。第1巻でも後半から音質が良くなるのでエリザベート教会での録音分ではないかと考えられる(第15番から第21番)。1972-3年録音の第2巻は第1巻よりずっと音質が良い。一部の研究者はクレスハイム城の残響が大きすぎて、一部を録り直したが全部はできなかったので継ぎ接ぎ状態となってしまった。第2巻は後で全曲スタジオで直したのではないか?レコードでは第2巻は全てスタジオ録音に差し替えた可能性を指摘している。十分にあり得る話である。元々何故音響の良くないクレスハイム城で録音することとしたのかが大きな疑問である。この録音は世界的にも有名でCD化され、様々な会社が個別にCDを出し、音質もそれぞれ異なるらしい。数種を買い込んで違いを愉しむ方も多いと聞く。しかし録音は戻らない。録音された音が気に入らないからと言って、電気的な後処理は宜しくない。LPにも違いはあるが、当然録音された当時の音をマスタリングして発売される。我々は音楽家なり、プロデューサーが制作した芸術を素直に受け取る以外に方法がない。どのLPにするかという選択は勿論ある。しかし、「録音そのものを尊重する」という基本姿勢を貫くことで芸術は愉しみたい。デジタル技術の発達で後から録音自体を変えることができる昨今だが、それはCDの世界という別の領域の話である。

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