商品コード:REG-4240[仏ERATO] L.ラスキーヌ(hp)/ ボイエルデュー:Hp協奏曲(Carlo Stueber編), クルムフォルツ:Hp協奏曲6番Op.9
商品コード: REG-4240
商品詳細:ERATOのSTEシリーズは、英国とは全く異なる発想で独自に開発された。その音質の高さは時にSAXやASDを凌駕し、SXLにも対抗しうる。音楽を芸術性高く再現するという基本理念があり、決して誇張されたステレオではないのが特徴。また、宗教曲、合唱曲が多く、ロマン派の大作は殆ど無い。当盤も、陽気で明るいラテン気質がよく出た曲調と演奏で、いかにもERATOらしい。ラスキーヌのソロも優雅の極みに達し、惚れ惚れするほど。そして圧倒的な高音質!リリー・ラスキーヌ( 1893 - 1988)はフランスのハープ奏者。ユダヤ系ロシア人の両親の下、パリに生まれる。ロシア系のため本来は「ラスキン」姓である。1904年にパリ音楽院に入学し、11歳の時と13歳の時に首席を受賞。第一次世界大戦中は、和声法のほかに舞踊や声楽にも興味を示した。16歳でパリ・オペラ座管弦楽団にハープ奏者として入団、オペラ座の歴史上で初めて入団を許可された女性演奏家となる。1934年にフランス国立管弦楽団が創設されると、ハープの独奏者に任ぜられた。第二次世界大戦中は、多くのユダヤ人がフランスを去ろうとする中、マルセイユのパストレ城に匿われた。1950年にハープ奏者としてエラート・レーベルと契約し、音楽活動が新たな局面を迎える。数々のレコードが世界中に送り出されたが、中でも友人ジャン=ピエール・ランパルとともにパイヤール室内管弦楽団と共演した、モーツァルトの《フルートとハープのための協奏曲》の録音は、名盤として評価が高い。1948年から、レジオンドヌール勲章を受けた1958年まで、母校パリ音楽院ハープ科の教授も務め、また、様々な声楽家と共演してレコードや映像も遺した。コメディ・フランセーズのハープ奏者も30年以上にわたって務め上げている。1993年より3年ごとにリリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールが開催されており、上級部門およびジュニア部門の2コースがある。2008年に6回目を数え、長澤真澄が審査員の一人として務めている。レパートリーはバロックから現代まで幅広く、録音もSP時代のモイーズとの共演から、日本の要請で録音した抒情歌集まで幅広い。西側ではハープという楽器の立役者であり、元祖的存在である。1970年代まで録音を行った。
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