商品コード:1378-050[DECCA] A.d.ラローチャ(pf)/ ラヴェル:Pf協奏曲, 左手のためのPf協奏曲, フォーレ:Pfと管弦楽のための幻想曲

[ 1378-050 ] Ravel, Faure, Alicia De Larrocha


通常価格:¥ 4,950 (税込)

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商品コード: 1378-050

作品名:ラヴェル:左手のためのPf協奏曲, フォーレ:Pfと管弦楽のための幻想曲Op.111 | ラヴェル:Pf協奏曲
演奏者:A.d.ラローチャ(pf)L.フォスター指揮ロンドンpo.(ラヴェル2曲)/R.フリューベック・デ・ブルゴス指揮ロンドンpo.---(フォーレ)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:SXL 6680
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---小デッカED4, グルーヴガード厚, Ⓟ1974(2時), スタンパー/マトリクス:ZAL-13201-3G/ZAL-13202-3G(最古と思われる), 1974年頃の製造分・英DECCAプレス(最古)
ジャケット:【英国でのオリジナル】---表コートペラ, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸ1974(最古), 折返表コートペラ・ジャケット存在せず
トピックス:フォーレ:1972年6月/ラヴェル2曲:1973年5月ロンドン・Kingsway Hall・でのステレオ録音, 録音技師:James Lock / Philip Wade, プロデューサー:Mike Woolcock, カッティング技師:Ted Burkett→マトリクスVのQuentin Williamsへの変更はED5からと思われる, 1974年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年DECCA:SXL 6680(ED4レーベル)の当装丁にてマトリクス・3G/3Gが印刷所Senol Printing Ltd.記載の1974年製造ジャケットに入り初リリース, これは英国での初年度リリース分オリジナル, ラローチャは1991年にレナード・スラットキン指揮, セントルイスso.とCDで再録音している, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:ラローチャの中では特に珍しい1枚。1972年の録音。ラヴェルの左手のためのPf協奏曲とフォーレの幻想曲で1面、ラヴェルのPf協奏曲でもう片面という構成。'70年代に入ると、録音技術やプレスも安定し、やりすぎの弊害もなくなった。逆に、2000番台のように、尋常とも思えない超高音質も無くなった。ある意味、自然なステレオがやっと出てきたのである。ラローチャのピアノは、そんな環境に極めてマッチして、大胆なのにイヤミのないピアノを聴かせてくれる。アリシア・デ・ラローチャ( 1923- 2009)はスペインのピアニストで、20世紀を代表するピアニストの一人。スペイン・ピアノ界の長老として幼少期から約70年にわたって長いキャリアを誇っていた。19世紀から20世紀のスペインのピアノ曲の専門家として一般的には有名だが、手が小さく8度しか届かない中で美しく照り輝く音色と正確な演奏技巧、音楽の自然な呼吸と安定感ある曲の運びによって、モーツァルトやショパン、シューベルト、シューマン、ラフマニノフにも優れた解釈を示した。10代後半で米国DECCAに録音をスタート、1950年代後期~1960年代後期まで地元スペインのHISPAVOXに多くの録音を残し、それがフランスERATOプレスなどを通じて世界に広がり名声を博した。スペイン物はラローチャの独壇場であるが、バッハ、モーツァルトでさえ、'70年代最高レベルの演奏を聴かせてくれる彼女は、まさに天才的ピアニスト。当然フランス作品にも造詣を持つ。ラローチャはあえてフランス人の模倣はしない。またパワーで押し切るスタイルではない。これまでDECCAで録音してきた多くの曲と同様に自身が築いたスタイルで自分だけの世界観を持つ演奏を披露している。正直オケは今一つぱっとしないが、ラローチャ好きにはすぐにそれとわかるチャーミングなソロが展開する。非常に多くの録音が存在するラヴェルの協奏曲だが、やはり個性が出る演奏が最後には残ってゆく。ラローチャ盤は強烈な個性ではないが、解かる人には解かるそれである。聴いているうちにソロとオケが寄り添い一体感が生まれる。

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