商品コード:1378-048[DECCA] W.ヴェラー/ ラフマニノフ:交響曲1番Op.13
商品コード: 1378-048
商品詳細:ヴェラーQt.のリーダーのヴァルター・ヴェラーの指揮によるショスタコーヴィチ。1972年の録音。ヴェラーはウィーンpo.のコンマスから指揮者に転進。1970年代からDECCAにラフマニノフ、プロコフィエフ、バルトーク、グリーグ等を指揮者として録音した。ヴァイオリニストとして非常に高い見識を持つ人だけに、注目したい録音。アンセルメの育てたスイス・ロマンドを、まるでアンセルメの2世のように振って、ダイナミックにオケを操る。その手腕はやはり第一級。LP時代のショスタコーヴィチ:交響曲録音はこの1枚分だけである。ヴァルター・ヴェラー(1939 - 2015)はウィーン生まれのヴァイオリンで指揮者。父親の名前もヴァルター・ヴェラー(1900 - 1982)であり本来はヴァルター・ヴェラーJr.とすべき所である。ヴェラーはヴァイオリンの神童として少年時代を過ごす。ウィーン音楽院でフランツ・サモヒルに師事し、17歳からウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏に客演奏者として加わる。1958年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に第1ヴァイオリン奏者して入団する。1961年にはウィーン・フィルハーモニー協会の正会員となり、正式にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者となった。1964年からはコンサートマスターの席での演奏を開始し、1965年に正式に就任した(1961年に就任という文献もあるが誤りであり、1963年までの映像ではウェラーが第1ヴァイオリンの後ろの席で弾いていることが確認できる)。室内楽奏者としても知られ、1959年にヴェラー弦楽四重奏団を結成し、1971年頃まで活動した。ヨーゼフ・クリップスに指揮を師事し、1969年にウィーン国立歌劇場の指揮者として活動を開始する。1969年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を退団して、指揮者に転向する。その後デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団へ指揮者として転出する。1977年にイギリスに移り、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席指揮者を歴任する。代表盤にプロコフィエフやラフマノノフの交響曲全集などがある。指揮者としては1970年AMADEOから発売されたベートーヴェン:コントルダンス集が最初で、すぐDECCAと契約し1972年頃からDECCAで録音を開始。ヴェラー四重奏団のスタイルをそのままオーケストラに拡大したような無駄な音がない仕上がり。ここではスイス・ロマンドo.を客演している。在りし日のアンセルメを彷彿させる精密な演奏を展開する。ラフマニノフ:交響曲は全3曲録音。1番を1972年8月にスイスで録音したあと、2番を1973年5月に、3番を1974年3月のどちらもロンドンpo.と録音した。2/3番の録音当時ロンドンpo.はベルナルト・ハイティンク(在任1967-1979)が首席指揮者だった。ヴェラーはオーストリア人だが何故かロシア作品ばかりを指揮していた。ただしロシア人指揮者とは全く異なるスタイルである点が評価される。
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